烏魯木斉 ウルムチ
空港 |
上海経由でウルムチに着いた。新疆ウイグル自治区の区都である。
ウイグル語で「美しい牧場」という意味をもつウルムチは、天山山脈の南、北京からはるか3700`離れ、日の出の時間が2時間以上も遅い。
この付近は、ウイグル族をはじめ、カザフ、キルギス、タタール、モンゴルなど多くの少数民族が伝統の暮らしを守っており、さながら民族の十字路の様相を見せている。
市内の北にそびえる岩山、頂上には9層の鎮龍塔が立つ。 ここからはウルムチ市内が一望できる。人口は150万人という大都市である。 | |||
ウルムチの朝
レストランの前に来た。「うさぎと亀」、「蛇と雉」の絵が窓ガラスに書かれてある。
日本では童話の世界なのに・・・・・。
街角に揚げパン屋さんが店を出していた。ベンチで朝食をとる人がいる。モーニングサービスのようなものかな。若い女性は紙袋に入れてもらう、オフィスでの昼食用かな。
美味そうなので買ってみた。1個5角。いったいいくらのことなんや?7円くらい?油餅というらしいがなかなか美味。
新疆ウイグル自治区博物館
この博物館の目玉は、「楼蘭の美女」、感激のご対面だ。
1980年、同じ自治区の楼蘭古城の近くで発見された、約4000年前とされる女性のミイラである。館内撮影禁止のため当時の新聞報道(910916)を載せてみた。
「友好市場」
たくさんの少数民族が暮らす町だから、市場の品揃えも多様らしい。しかも、ウイグル族というかイスラム教徒は豚を食べない。訪ねた友好市場は漢民族用の市場。
豚の腸や皮や手足・・・ | 鳥も丸ごと | 羊肉 | 香辛料・興味はあるが何? |
ウルムチの街・ぶらぶら
屋台 シシカバブ・ワンタンなど | オープンカフェ 入口に貼られたラベルで オーダーできる | 中国将棋 大阪・通天閣の ジャンジャン横丁のようなもの | 貸本屋 ちょっとHな本もありました。 いわゆるアダルト本 |
食堂街では「清真」と看板に大書してあるのを見かける。
「この店の料理はイスラム教徒向けに豚は一切使っておりません、安心ください」という知らせである。
ウルムチは中継点、これから吐魯番(トルファン)に向う。
ウルムチ郊外
天山山脈を背景に、遠くを鉄道が走る。ユーラシア大陸を横断する鉄道だ。オランダのロッテルダムから中国の連雲港に至る約10800`の「新シルクロード」だ。(写真:中央を列車が走るのだが・・・)
トルファンに向う国道沿いは、風力発電の風車が林立する。中国は産業発展著しい。使う電力もすごい。CO2にもやさしいこの風力発電、頼もしい。
いよいよ岩肌がごつごつした山脈に近づく。この山を越えるとゴビ砂漠の西端になる。
中国の旅