馬見岡綿向神社

滋賀県蒲生郡日野町村井

榊御前社

祭神 勾々廼馳命

村井御前社

祭神 置目老媼命

八幡宮

竈之社  玉椿神社  稲置三麿神社

蛭子神社

猪と綿向神社

当社の社歴は、東方に連なる鈴鹿山系の一峯綿向山(1110m)に神を祀ったときより始まる。

社伝によると、欽明天皇六年(545)、蒲生野の豪族であった蒲生稲置三麿と山部連羽咋が綿向山麓に狩に来ていた。

ところが一天にわかにかき曇り、四月というのに降り出した雪が吹雪となった。暫く岩陰で休んでいると雪は止み、ふたり

が外に出てみると、今までに目にしたことのない大きな猪の足跡を見つけた。その足跡を夢中で追っていくうちに、やがて

山頂に導かれ、綿向大神の化身となって現われた白髪の老人の、「この山の頂に祠を建てて祀るように」という託宣を受け

社殿を建てて祀った。この宮を大嵩神社と称し、当社の奥宮として二十年毎に社殿を造り替える式年遷宮制により今も祀り

伝えられている。この謂われをもって、猪が綿向大神の使いとされている。

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村の鎮守さま 馬見岡綿向神社

万葉集を携えて

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