大鳥神社

甲賀市甲賀町鳥居野

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大原ぎおん　　県指定無形文化財

大鳥神社は、旧社名河合午頭天王社と号し、天慶六年（８８２）に勧請され、須佐男命を本神として祀る。

大原ぎおんとして知られる大祭は、応永二十二年（１４１６）に始められ、疫病除けの神事は須佐男命の八岐大蛇退治を模して、

すべての災い、病気の悪魔を祓うものである。

７月１０日の闇取式から、各氏子、花講、祇園講を中心に進められ、７月２３日宵宮際には、各大字十個の祠形燈籠を頭上に参拝し、

古くは社殿に百八燈明を点灯し、火取式ですべて消灯する風景は、まさに陰陽栄（インヨーエソウラエ）の歌詞どおりである。

７月２４日、本祭は、踊子・花鉾を各大字十個づつ参拝して、陰陽栄を歌い踊りを献ずる。花鉾の花枝を参拝客が先を争い奪う事から、

花奪神事、ケンカ祭りの異名をもつ。神輿、千枚張の巡行、八岐大蛇故事の疫病退治は、獅子の口に入れる疫病除けの霊粽として

今昔変わることなく続いている。

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村の鎮守さま　甲賀　大鳥神社

万葉集を携えて