夏見神社

滋賀県湖南市夏見

夏見神社の祭神は天津児屋根尊で、かつて嵯峨天皇の勅願所興福寺の末寺(金光山金明寺)の鎮守で、

寛治二年(1088)、禅定法師の修造といわれている。

元亀元年(1570)、織田信長の兵火に遭い、久しく荒廃していたが、慶安四年(1651)、甲賀五十三家のひとつである

夏見氏が再興し、享保六年(1721)に修繕を加えたものが現在の神殿である。

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町指定文化財 石灯籠

石灯籠の型式は、基礎石(地盤)、竿、中台、火袋、笠、宝珠の六つから構成されているのが一般である。

元来、仏の供養のために堂前に灯を点ぜられたものであるが、後世には神前にも設けられるようになり、境内や庭に風致を添える

ようになった。

この石灯籠は、興福寺形のもので、火袋のみ新しく、後世のものである。高さは195cmで、鎌倉時代の様式がうかがわれる。

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村の鎮守さま 夏見神社

万葉集を携えて

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