若宮八幡宮
滋賀県草津市矢倉3丁目
草津の名樹 コジイ
樹高 16m 樹幹周囲 4,2m 樹齢推定 380年
若宮八幡宮は、応神天皇が東国巡按の時、この地に兵庫を建て武器を蔵したことにより兵庫村(後に矢倉村と改称)と称したという
縁起を伝える矢倉村の村名起源に因む武神祭起の古社であり、この神木はその当時に植樹されたと伝えられている。
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旧社殿 94年2月
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勧請年月詳ならず、栗太志に、
祠後塚あり或は此塚の霊を祀りたるものならんか
と。矢倉は今中仙道に沿ふて家居するものも慶長十九年以前は当社附近に在り家数三十軒計りありたり。
大坂役前領主戸田采女頭が命じて街道に沿う地に移らしめたり。之れ草津宿の拡張にて大交通の便に供したるものなり。
領主の命に従ひ全村移居し只当社のみ田圃中に存す。祠辺に古墳ありて名を今に大塚と呼ぶ。古墳を祀りし社ならん歟。
又矢倉は即ち兵庫の地にて古へ武器貯蔵地たるにより地名を称せしに考ふるも、当社に武神として早く祀られたるを知るべし。
矢倉村移転後移転地に在りし稲荷神社が氏神となり、領主より神領寄附を受けしに反し、当社が田圃無名の社となり、
今も無格社なるは遺憾とすべき所なり。
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村の鎮守さま 若宮八幡宮