神立神社

大津市田上石居1丁目

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神立神社の南側近くに「石居廃寺跡」がある。

大戸川の北側、瀬田丘陵南麓に位置する石居の集落内にある。現在、東西11.7m、南北7.0mの基壇と石積みの上に、

19個の礎石が残されている。南西西半分は、一部が削られているが、基壇上の建物は、桁行(東西)5間・梁間(南北)3間

と、推定される。附近の遺構や小字名から、この一帯に大規模な伽藍をもつ寺院が存在したことは確実で、基壇を金堂跡と

して、前面(南面)の東西に塔と小金堂を配する「川原寺式」か、東塔と西塔を持つ「薬師寺式」の伽藍を持つ寺院であったと

考えられる。出土品の中には、瓦や泥塔、?仏、塑像片などがあり、この寺院は、白鳳期(7世紀後半)に建立され、少なくと

も平安時代までは存続していたようである。                                               .

跡地で見つかった瓦片

19個ある礎石の一部

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田上里5丁目の神立バス停に「神立神社跡」碑が立つ。

石居集落の神立神社の社記によると、

寛文八年に里村から分村した石居村の産土神として勧請したものと伝える。

里村からの分祀とすれば、里村の神立神社はいずこに。

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村の鎮守さま 神立神社

万葉集を携えて

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