小槻大社

滋賀県栗東市下戸山

治田村下戸田に鎮座す、延喜式栗太郡八座の一なり。

古来、下戸田、目川、川辺、岡、坊袋、山寺、六ヶ村の総社なり。

小槻山公の祖神を祀るは其社号により証さる。

小槻山公の一族は垂仁天皇の皇子於知別命より出てし名族にて、栗太の東南に連亘する山嶽を守るを掌り依て山公の姓を得たり。

其起源は上古に属し、一族は早く此地方に勢力を発展せり。

奈良朝の時、采女となりて朝廷に仕へし小槻山公廣蟲は、正倉院文書天平八年内侍司牒文に、従八位上栗太采女小槻山君廣蟲

と見へ、『続日本記』には其翌年の二月に、正八位下小槻山君廣蟲を外従五位下に叙すと記されて、小槻山氏の一女の栄達を知る。

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小槻大社古墳群・祠

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村の鎮守さま 小槻大社

万葉集を携えて

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