大笹原神社

滋賀県野洲市大篠原

本殿は国宝で、室町時代応永21年(1414)に再建されている。

京都の金閣寺より10余年後に建築された造りは、三間社入母屋造檜皮葺、特に彫刻が優美で東山文化の粋である。

重文、春日造りの篠原神社で、「餅の宮」とも呼ばれ、鏡餅の神が祀られている。

鏡餅の発祥の地といわれているこの辺りは、全国でも名高い篠原餅の産地で、

平安時代より栄えた宿駅「篠原」では、東山道(のちの中山道)を行き交う旅人の保存食また土産品として売られ、

この辺一帯の名物となった。

「寄倍よるべの池」と呼ばれ、池というより水深の深い底なし沼である。

その昔、水不足から神輿2基を沈めて祈願したところ、いかなる日照り続きであろうとも、、

涸れることなく絶えず満水になっていると伝えられている。

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村の鎮守さま 野洲 大笹原神社

万葉集を携えて

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