熊谷直実(蓮生坊) 勝林院

京都市左京区大原

鉈捨薮跡

文治二年(1186)、大原・勝林院での法然の大原問答の折に、その弟子となっていた熊谷直実(蓮生坊)は、

師の法然が論議にもし敗れたならば、法敵を討たんとの目的で、袖に鉈なたを隠し持っていたが、

法然に諭されて鉈をこの薮に投げ捨てたと伝える。

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この薮跡から50mほどに、勝林院はある。

大原問答

文治二年(1186)、後の天台座主顕真が、後の浄土宗祖法然を招き、各宗の学僧(天台宗の証真、三論宗の明遍、法相宗の

真慶等)と、専修念仏について、ここ勝林院において論議した。

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勝林院の門前に、「法然上人腰掛石」がある。

私も、寂光院からずうっとここまで歩いてきたから、この石に腰かけて休憩。

500年後には、「田中も腰掛けた石」という碑が並んでいるかもしれない。

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『平家物語』を訪ねて 熊谷直実 蓮生坊 法然 勝林院 大原問答

万葉集を携えて

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