愛知県

一宮市萩原町戸刈

万葉公園

我が衣 摺れるにはあらず 高松の

 野辺行きしかば 萩の摺れるぞ

巻10−2101

一宮市萩原町戸刈

万葉公園

ことさらに 衣は摺らじ をみなへし

 佐紀野の萩に にほひて居らむ

巻10−2107

一宮市萩原町戸刈

万葉公園

雁が音を 聞きつるなへに 高松の

 野の上の草ぞ 色づきにける

巻10−2191

一宮市萩原町戸刈

万葉公園

淡海の海 夕浪千鳥 汝が鳴けば

 情もしのに 古思ほゆ

巻3−266

一宮市萩原町築込

住吉神社

春霞 たなびく今日の 夕月夜

 清く照るらむ 高松の野に

巻10−1874

一宮市萩原町高松

白山神社

里ゆ異に 霜は置くらし 高松の

 野山づかさの 色づく見れば

巻10−2203

一宮市萩原町高松

樫の木文化資料館

夕されば 衣手寒し 高松の

 山の木ごとに 雪ぞ降りたる

巻10−2319

一宮市萩原町高松

万葉公園

淡海の海 夕浪千鳥 汝が鳴けば

 情もしのに 古思ほゆ

巻3−266

一宮市萩原町高松

万葉公園

雁が音を 聞きつるなへに 高松の

 野の上の草ぞ 色づきにける

巻10−2191

一宮市萩原町高松

万葉公園

ことさらに 衣は摺らじ をみなへし

 佐紀野の萩に にほひて居らむ

巻10−2107

一宮市萩原町高松

万葉公園

春霞 たなびく今日の 夕月夜

 清く照るらむ 高松の野に

巻10−1874

一宮市萩原町高松

万葉公園

夕されば 衣手寒し 高松の

 山の木ごとに 雪ぞ降りたる

巻10−2319

一宮市萩原町高松

万葉公園

我が衣 摺れるにはあらず 高松の

 野辺行きしかば 萩の摺れるぞ

巻10−2101

一宮市萩原町高松

高松公民館

高松の この嶺も狭に 笠立てて

 満ち盛りたる 秋の香のよさ

10−2233

一宮市浅野

浅野公園前

天地の 神も助けよ 草枕

 旅行く君が 家にいたるまで

巻4−549

愛西市赤目町中屋敷

一心寺

ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉に

 溜まれる水の 玉に似たる見む

巻16−3837

北名古屋市九之坪上吉田

住川氏宅

采女の 袖吹きかへす 明日香風

 都を遠み いたづらに吹く

巻1−51

名古屋市中区三の丸

愛知県護国神社

海軍パラオ会慰霊碑

海行かば 水漬く屍 山行かば

 草生す屍 大君の 辺にこそ死なめ

 顧みはせじ

巻19−4094

名古屋市瑞穂区師長町

「あゆち水井戸」脇

小治田の 年魚道の水を 間なくぞ

 人は汲むといふ 時じくぞ・・・

巻13−3260

名古屋市南区楠町

村上社

桜田へ 鶴鳴き渡る 年魚市潟

 潮干にけらし 鶴鳴き渡る

巻3−271

名古屋市南区貝塚町

桜八幡社

桜田へ 鶴鳴き渡る 年魚市潟

 潮干にけらし 鶴鳴き渡る

巻3−271

名古屋市南区中江

桜田中学校

桜田へ 鶴鳴き渡る 年魚市潟

 潮干にけらし 鶴鳴き渡る

巻3−271

名古屋市南区岩戸町

白毫寺

年魚市潟 潮干にけらし 知多の浦に

 朝漕ぐ舟も 沖に寄るみゆ

巻7−1163

名古屋市名東区高針

高牟神社

御民我れ 生ける験あり 天地の

 栄ゆる時に あへらく思へば

巻6−996

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

味酒を 三輪の祝が いはふ杉

 手触れし罪か 君に逢ひかたき

巻4−712

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

引馬野に にほふ榛原 入り乱れ

 衣にほはせ 旅のしるしに

巻1−57

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

あしひきの 山の際照らす 桜花

 この春雨に 散りゆかむかも

巻10−1864

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを

 いませ我が背子 見つつ偲はむ

巻20−4448

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

我がやどの いささ群竹 吹く風の

 音のかそけき この夕かも

巻19−4291

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

春されば まづさきくさの 幸くあらば

 後にも逢はむ な恋ひそ我妹

巻10−1895

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

我が園に 梅の花散る ひさかたの

 天より雪の 流れ来るかも

巻5−822

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

石つなの またをちかへり あをによし

 奈良の都を またも見むかも

巻6−1046

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

高円の 野辺の秋萩 いたづらに

 咲きか散るたむ 見る人なしに

巻2−231

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

妹が見し 楝の花は 散りぬべし

 我が泣く涙 いまだ干なくに

巻5−798

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

秋の野に 咲きたる花を 指折り

 かき数ふれば 七種の花

萩の花 尾花葛花 なでしこの花

 をみなへし また藤袴 朝顔の花

巻8−1537・1538

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

藤波の 花は盛りに なりにけり

 奈良の都を 思ほすや君

巻3−330

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

道の辺の 尾花が下の 思ひ草

 今さらに何 物か思はむ

巻10−2270

名古屋市千種区東山元町

東山総合公園・植物園

「万葉の散歩道」

水伝ふ 磯の浦みの 岩つつじ

 茂く咲く道を またも見むかも

巻2−185

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

橘の にほへる香かも ほととぎす

 鳴く夜の雨に うつろひぬらむ

巻17−3916

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを

 いませ我が背子 見つつ偲はむ

巻20−4448

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

栲領巾の 鷺坂山の 白つつじ

 我れににほはに 妹に示さむ

巻9−1694

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

春の園 紅にほふ 桃の花

 下照る道に 出で立つ娘子

巻19−4139

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

巨勢山の つらつら椿 つらつらに

 見つつ偲はな 巨勢の春野を

巻1−54

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

我が園の 李の花か 庭に散る

 はだれのいまだ 残りてあるかも

巻19−4140

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

春されば まづ咲くやどの 梅の花

 ひとり見つつや 春日暮らさむ

巻5−818

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

池水に 影さへ見えて 咲きにほふ

 馬酔木の花を 袖に扱入れな

巻20−4512

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

高円の 野辺の秋萩 いたづらに

 咲きか散るたむ 見る人なしに

巻2−231

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

かはづ鳴く 神なび川に 影見えて

 今か咲くらむ 山吹の花

巻8−1435

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

我がやどに もみつかへるて 見るごとに

 妹を懸けつつ 恋ひぬ日はなし

巻8−1623

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

泊瀬の 斎槻が下に 我が隠せる妻

あかねさし 照れる月夜に 人見てむかも

巻11−2353

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

南淵の 細川山に 立つ檀

 弓束巻くまで 人に知らえじ

巻7−1330

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

この雪の 消残る時に いざ行かな

 山橘の 実の照るも見む

巻19−4226

春日井市東野町

緑道「万葉の小道」

春さらば かざしにせむと 我が思ひし

 桜の花は 散りゆけるかも

巻16−3786

瀬戸市東松山町

市立図書館

桜田へ 鶴鳴き渡る 年魚市潟

 潮干にけらし 鶴鳴き渡る

巻3−271

瀬戸市城ケ根町

鈴木氏宅壁面

山吹の 立ちよそひたる 山清水

 汲みに行かめど 道の知らなく

巻2−158

瀬戸市城ケ根町

鈴木氏宅壁面

紫草の にほへる妹を 憎くあらば

 人妻ゆゑに 我れ恋ひめやも

巻1−21

瀬戸市城ケ根町

鈴木氏宅壁面

あしひきの 山橘の 色に出でよ

 語らひ継ぎて 逢ふこともあらむ

巻4−669

瀬戸市城ケ根町

鈴木氏宅壁面

ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木生ふる

 清き川原に 千鳥しば鳴く

巻6−925

瀬戸市城ケ根町

鈴木氏宅壁面

笹の葉は み山もさやに さやけども

 我れは妹思ふ 別れ来ぬれば

巻2−133

瀬戸市幡西町

矢田川堤

巻2−88・巻2−142

巻1−15・巻1−20

巻1−21・巻1−28

愛知郡東郷町春木

東郷高校

桜田へ 鶴鳴き渡る 年魚市潟

 潮干にけらし 鶴鳴き渡る

巻3−271

豊明市新栄町

大蔵池公園

見わたせば 春日の野辺に 霞立ち

 咲きにほへるは 桜花かも

巻10−1872

豊明市新栄町

大蔵池公園

明日香川 黄葉流る 葛城の

 山の木の葉は 今し散るらし

巻10−2210

豊明市新栄町

大蔵池公園

萩の花 尾花葛花 なでしこの花

 をみなへし また藤袴 朝顔の花

巻8−1538

豊明市新栄町

大蔵池公園

黄葉する 時になるらし 月人の

 桂の枝の 色づく見れば

巻10−2202

豊明市新栄町

大蔵池公園

我が背子に 我が恋ふらくは 奥山の

 馬酔木の花の 今盛りなり

巻10−1903

豊明市新栄町

大蔵池公園

栲領巾の 鷺坂山の 白つつじ

 我れににほはに 妹に示さむ

巻9−1694

豊明市新栄町

大蔵池公園

酒坏に 梅の花浮かべ 思ふどち

 飲みての後は 散りぬともよし

巻8−1656

豊明市新栄町

大蔵池公園

巨勢山の つらつら椿 つらつらに

 見つつ偲はな 巨勢の春野を

巻1−54

豊明市新栄町

大蔵池公園

山吹は 日に日に咲きぬ うるはしと

 我が思ふ君は しくしく思ほゆ

巻17−3974

豊明市新栄町

大蔵池公園

いにしへに 梁打つ人の なかりせば

 ここにもあらまし 柘の枝はも

巻3−387

豊明市新栄町

大蔵池公園

あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを

 いませ我が背子 見つつ偲はむ

巻20−4448

豊明市新栄町

大蔵池公園

藤波の 花は盛りに なりにけり

 奈良の都を 思ほすや君

巻3−330

東海市高横須賀

諏訪神社・旧碑

年魚市潟 潮干にけらし 知多の浦に

 朝漕ぐ舟も 沖に寄るみゆ

巻7−1163

東海市高横須賀

諏訪神社・新碑

年魚市潟 潮干にけらし 知多の浦に

 朝漕ぐ舟も 沖に寄るみゆ

巻7−1163

知多郡南知多町豊浜

豊浜小学校

あぢの住む 渚沙の入江の 荒磯松

 我を待つ子らは ただひとりのみ

あぢの棲む 須沙の入江の 隠り沼の

 あな息づかし 見ず久にして

巻11−2751・巻14−3547

知多郡南知多町篠島

汐見浜海岸・万葉の歌碑公園

夢のみに 継ぎて見えつつ 小竹島の

 磯越す波の しくしく思ほゆ

巻7−1236

知多郡阿久比町草木

「花かつみ園」

をみなへし 佐紀沢に生ふる 花かつみ

 かつても知らぬ 恋もするかも

巻4−675

田原市伊良湖町

伊良湖岬灯台近く

うつせみの 命を惜しみ 波に濡れ

 伊良虞の島の 玉藻刈り食む

巻1−24

知立市山町御林

旧街道「馬市跡」碑傍

引馬野に にほふ榛原 入り乱れ

 衣にほはせ 旅のしるしに

巻1−57

豊田市上渡刈町

糟目春日神社

梓弓 末のはら野に 鳥猟する

 君が弓弦の 絶えむと思へや

巻11−2638

刈谷市野田町大脇

依網池伝承地

青みづら 依網の原に 人も逢はぬかも

 石走る 近江県の 物語りせむ

巻7−1287

刈谷市野田町西屋敷稲垣邸に移設

安城市二本木町

新幹線三河安城駅前舗道

彦星は 嘆かす妻に 言だにも

 告げにぞ来つる 見れば苦しみ

巻10−2006

安城市二本木町

新幹線三河安城駅前舗道

天の川 い向ひ立ちて 恋しらに

 言だに告げむ 妻どふまでは

巻10−2011

安城市二本木町

新幹線三河安城駅前舗道

秋されば 川霧立てる 天の川

 川に向き居て 恋ふる夜ぞ多き

巻10−2030

安城市二本木町

新幹線三河安城駅前舗道

しばしばも 相見む君を 天の川

 舟出早せよ 夜の更けぬ間に

巻10−2042

西尾市上羽角町池下

最明寺

信濃なる 千曲の川の 細石も

 君し踏みてば 玉と拾はむ

巻14−3400

幡豆郡吉良町宮崎

幡頭神社前駐車場

暁の 夢に見えつつ 梶島の

 磯越す波の しきてし思ほゆ

巻9−1729

幡豆郡吉良町駮馬

東条城跡・古城公園

四極山 うち越え見れば 笠縫の

 島漕ぎ隠る 棚なし小舟

巻3−272

額田郡幸田町荻

稲荷神社

葦辺なる 荻の葉さやぎ 秋風の

 吹き来るなへに 雁鳴き渡る

巻10−2134

岡崎市桜井寺町東野

そば屋「千里十里」

石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに

 よしといふものぞ 鰻捕り喫せ

巻16−3853

蒲郡市西浦町御前崎

稲村神社鳥居前

いづくにか 舟泊てすらむ 安礼の崎

 漕ぎ廻み行きし 棚なし小舟

巻1−58

蒲郡市西浦町御前崎

西浦温泉「万葉の小径」

釧着く 答志の崎に 今日もかも

 大宮人の 玉藻刈るらむ

巻1−41

蒲郡市西浦町御前崎

西浦温泉「万葉の小径」

うつせみの 命を惜しみ 波に濡れ

 伊良虞の島の 玉藻刈り食む

1−24

蒲郡市西浦町御前崎

西浦温泉「万葉の小径」

打ち麻を 麻続の王 海人なれや

 伊良虞の島の 玉藻刈ります

巻1−23

蒲郡市西浦町御前崎

西浦温泉「万葉の小径」

四極山 うち越え見れば 笠縫の

 島漕ぎ隠る 棚なし小舟

巻3−272

蒲郡市西浦町御前崎

西浦温泉「万葉の小径」

妹も我れも 一つなれかも 三河なる

 二見の道ゆ 別れかねつる

巻3−276

蒲郡市西浦町御前崎

西浦温泉「万葉の小径」

引馬野に にほふ榛原 入り乱れ

 衣にほはせ 旅のしるしに

巻1−57

蒲郡市西浦町御前崎

西浦温泉「万葉の小径」

潮騒に 伊良虞の島辺 漕ぐ舟に

 妹乗るらむか 荒き島みに

巻1−42

蒲郡市西浦町御前崎

西浦温泉「万葉の小径」

旅にして もの恋しきに 山下の

 赤のそほ船 沖に漕ぐみゆ

巻3−270

蒲郡市西浦町御前崎

西浦温泉「万葉の小径」

夢のみに 継ぎて見えつつ 小竹島の

 磯越す波の しくしく思ほゆ

巻7−1236

豊川市御津町御馬

引馬神社

引馬野に にほふ榛原 入り乱れ

 衣にほはせ 旅のしるしに

いづくにか 舟泊てすらむ 安礼の崎

 漕ぎ廻み行きし 棚なし小舟

巻1−57・58

豊川市御津町安礼のア

臨海緑地公園

いづくにか 舟泊てすらむ 安礼の崎

 漕ぎ廻み行きし 棚なし小舟

巻1−58

豊川市為当町

児童公園「市木公園」

引馬野に にほふ榛原 入り乱れ

 衣にほはせ 旅のしるしに

巻1−57

豊橋市向山町一本松

向山公園

闇の夜の 行く先知らず 行く我れを

 いつ来まさむと 問ひし子らはも

巻20−4436

万葉集 万葉歌碑 愛知県

万葉集を携えて

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