福岡県

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

あをによし 奈良の都は 咲く花の

 にほふがごとく 今盛りなり

巻3−328

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

行き帰り 常に我が見し 香椎潟

 明日ゆ後には 見むよしもなし

巻6−959

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

豊国の 企救の池なる 菱の末を

 摘むとや妹が み袖濡れけむ

巻16−3876

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

橘は 実さへ花さへ その葉さへ

 枝に霜降れど いや常葉の木

巻6−1009

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

あかねさす 紫野行き 標野行き

 野守は見ずや 君が袖振る

巻1−20

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

豊国の 香春は我家 紐児に

 いつがり居れば 香春は我家

9−1767

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

萩の花 尾花葛花 なでしこの花

 をみなへし また藤袴 朝顔の花

巻8−1538

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

梓弓 引き豊国の 鏡山

 見ず久ならば 恋しけむかも

巻3−311

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

あしひきの 山道も知らず 白橿の

 枝もとををに 雪の降れれば

巻10−2315

京都郡みやこ町国作

豊前国府跡公園万葉歌の森

たまきはる 命は知らず 松が枝を

 結ぶ心は 長くとぞ思ふ

巻6−1043

北九州市小倉北区長浜町

貴布彌神社

豊国の 企救の長浜 行き暮らし

 日の暮れゆけば 妹をしぞ思ふ

巻12−3219

北九州市小倉北区城内

新勝山公園・万葉の庭

豊国の 企救の浜辺の 真砂地

 真直にしあらば 何か嘆かむ

巻7−1393

北九州市小倉北区城内

新勝山公園・万葉の庭

豊国の 企救の浜松 ねもころに

 何しか妹に 相言ひそめけむ

巻12−3130

北九州市小倉北区城内

新勝山公園・万葉の庭

ほととぎす 飛幡の浦に しく波の

 しくしく君を 見むよしもがも

巻12−3165

北九州市小倉北区城内

新勝山公園・万葉の庭

豊国の 企救の長浜 行き暮らし

 日の暮れゆけば 妹をしぞ思ふ

巻12−3219

北九州市小倉北区城内新

勝山公園・万葉の庭

豊国の 企救の高浜 高々に

 君待つ夜らは さ夜更けにけり

巻12−3220

北九州市小倉北区城内

新勝山公園・万葉の庭

豊国の 企救の池なる 菱の末を

 摘むとや妹が み袖濡れけむ

巻16−3876

北九州市戸畑区夜宮

夜宮公園

ほととぎす 飛幡の浦に しく波の

 しくしく君を 見むよしもがも

巻12−3165

北九州市八幡西区岡田町

岡田宮

大君の 遠の朝廷と あり通ふ

 島門を見れば 神代し思ほゆ

天霧らひ ひかた吹くらし 水茎の

 岡の港に 波立ちわたる

ほととぎす 飛幡の浦に しく波の

 しくしく君を 見むよしもがも

巻3−304・巻7−1231・巻12−3165

北九州市若松区本町

古賀氏宅前

昨日こそ 船出はせしか 鯨魚取り

 比治奇の灘を 今日見つるかも

巻17−3893

遠賀郡芦屋町山鹿

マリンテラスあしや

天霧らひ ひかた吹くらし 水茎の

 岡の港に 波立ちわたる

巻7−1231

宗像市玄海町田島

>宗像大社

大汝 少彦名の 神こそば

名付けそめけめ 名のみを

 名児山と負ひて 我が恋の

 千重の一重も 慰めなくに

ちはやぶる 鐘の岬を 過ぎぬとも

 我れは忘れじ 志賀の皇神

巻6−963・巻7−1230

福津市勝浦

あんずの里・ふれあいの館近く

大汝 少彦名の 神こそば

名付けそめけめ 名のみを

 名児山と負ひて 我が恋の

 千重の一重も 慰めなくに

巻6−963

福津市在自

星ケ丘団地ロータリー公園

在千潟 あり慰めて 行かめども

 家なる妹い いふかしみせむ

巻12−3161

糟屋郡宇美町宇美

宇美八幡宮

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−803

糟屋郡粕屋町仲原阿恵

日守社

草枕 旅行く君を 愛しみ

 たぐひてぞ来し 志賀の浜辺を

巻4−566

福岡市東区志賀島

志賀海神社

ちはやぶる 鐘の岬を 過ぎぬとも

 我れは忘れじ 志賀の皇神

巻7−1230

福岡市東区志賀島

汐見台展望園

志賀の浦に 漁りする海人 明け来れば

 浦み漕ぐらし 楫の聞こゆ

巻15−3664

福岡市東区志賀島

志賀島国民休暇村

大船に 小船引き添へ 潜くとも

 志賀の荒雄に 潜き逢はめやも

巻16−3869

福岡市東区志賀島

志賀島国民休暇村

志賀の山 いたくな伐りそ 荒雄らが

 よすかの山と 見つつ偲はむ

巻16−3862

福岡市東区志賀島

志賀海神社中津宮近くの遊歩道

志賀の海女は 藻刈り塩焼き 暇なみ

 櫛笥の小櫛 取りもみなくに

巻3−278

福岡市東区志賀島

蒙古塚下海岸

志賀の海人の 塩焼く煙 風をいたみ

 立ちは上らず 山にたなびく

巻7−1246

福岡市東区志賀島

棚ケ浜海岸

沖つ鳥 鴨といふ船は 也良の崎

 たみて漕ぎ来と 聞こえ来ぬかも

巻16−3867

福岡市東区志賀島

志賀小学校

志賀の浦に 漁りする海人 家人の

 待ち恋ふらむに 明かし釣る魚

巻15−3653

福岡市東区志賀島

国民宿舎跡

志賀の海人の 釣りし燭せる 漁り火の

 ほのかに妹を 見むよしもがも

巻12−3170

福岡市東区志賀島

志賀中学校

可之布江に 鶴鳴き渡る 志賀の浦に

 沖つ白波 立ちし来らしも

巻15−3654

福岡市東区香椎勅使道

香椎頓宮

いざ子ども 香椎の潟に 白栲の

 袖さへ濡れて 朝菜摘みてむ

時つ風 吹くべくなりぬ 香椎潟

 潮干の浦に 玉藻刈りてな

行き帰り 常に我が見し 香椎潟

 明日ゆ後には 見むよしもなし

巻6−957〜959

福岡市中央区城内

舞鶴公園

今よりは 秋づきぬらし あしひきの

 山松蔭に ひぐらし鳴きぬ

巻15−3655

福岡市中央区大濠公園

池の中道

白栲の 袖の別れを 難みして

 荒津の浜に 宿りするかも

巻12−3215

福岡市中央区荒戸

「西公園入口」碑裏面

草枕 旅行く君を 荒津まで

 送りぞ来ぬる 飽き足らねこそ

巻12−3216

福岡市中央区西公園

鶴来見台展望台

神さぶる 荒津の崎に 寄する波

 間なくや妹に 恋ひわたりなむ

巻15−3660

福岡市中央区六本松

草香江公民館

草香江の 入江にあさる 葦鶴の

 あなたづたづし 友なしにして

巻4−575

福岡市博多区美野島

みのしま公園

右の事、伝へ言ふは、

那珂の郡伊知の郷蓑島の人

建部牛麻呂なり

巻5−814左注

福岡市西区能古東寺脇

能古島博物館

風吹けば 沖つ白波 畏みと

 能許の亭に あまた夜ぞ寝る

巻15−3673

福岡市西区能古

百田氏宅

沖つ鳥 鴨といふ船は 也良の崎

 たみて漕ぎ来と 聞こえ来ぬかも

巻16−3867

福岡市西区能古

也良岬

沖つ鳥 鴨といふ船の 帰り来ば

 也良の崎守 早く告げこそ

巻16−3866

福岡市西区宮浦唐泊

東林禅寺

韓亭 能許の浦波 立たぬ日は

 あれども家に 恋ひぬ日はなし

巻15−3670

福岡市西区宮浦唐泊

唐泊漁民センター

巻15−3668〜73

大野城市山田

御笠の森公園

思はぬを 思ふと言はば 大野なる

 御笠の社の 神し知らさむ

巻4−561

道路拡張のため移動

東へ六本松橋を渡ったグランド角

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

いちしろく しぐれの雨は 降らなくに

 大城の山は 色づきにけり

巻10−2197

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

春の野に 霧立ちわたり 降る雪と

 人の見るまで 梅の花散る

巻5−839

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

梅の花 散らくはいづく しかすがに

 この城の山に 雪は降りつつ

巻5−823

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

橘の 花散る里の ほととぎす

 片恋しつつ 鳴く日しぞ多き

巻8−1473

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−803

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

いにしへの 七の賢しき 人たちも

 欲りせしものは 酒にしあるらし

巻3−340

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

玉匣 蘆城の川を 今日見ては

 万代までに 忘れえめやも

巻8−1531

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

妹が見し 楝の花は 散りぬべし

 我が泣く涙 いまだ干なくに

巻5−798

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

筑紫なる にほふ子ゆゑに 陸奥の

 可刀利娘子の 結ひし紐解く

巻14−3427

太宰府市吉松

太宰府歴史スポーツ公園

湯の原に 鳴く葦鶴は 我がごとく

 妹に恋ふれや 時わかず鳴く

巻6−961

太宰府市宰府

西鉄太宰府駅前広場

今もかも 大城の山に ほととぎす

 鳴き響むらむ 我れなけれども

巻8−1474

太宰府市宰府

大宰府天満宮

万代に 年は来経とも 梅の花

 絶ゆることなく 咲きわたるべし

巻5−830

太宰府市宰府

大宰府天満宮

我が園に 梅の花散る ひさかたの

 天より雪の 流れ来るかも

巻5−822

太宰府市石坂

九州国立博物館

ここにありて 筑紫やいづち 白雲の

 たなびく山の 方にしあるらし

巻4−574

写真は九州歴史資料館当時のもの

太宰府市観世音寺

観世音寺

しらぬひ 筑紫の綿は 身に付けて

 いまだは着ねど 暖けく見ゆ

巻3−336

太宰府市観世音寺

市役所

春されば まづ咲くやどの 梅の花

 ひとり見つつや 春日暮らさむ

5−818

太宰府市観世音寺

政庁跡跡北側

やすみしし 我が大君の 食す国は

 大和もここも 同じとぞ思ふ

巻6−956

都府楼跡バス停に移設

太宰府市観世音寺

政庁跡北側

世間は 空しきものと 知る時し

 いよよますます 悲しかりけり

巻5−793

写真・田村氏HPより借用

太宰府市観世音寺

政庁跡・学校院跡北側

瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば

 まして偲はゆ いづくより 来りしものぞ

まなかひに もとなかかりて 安寐し寝さぬ

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−802・803

写真・田村氏HPより借用

太宰府市観世音寺

政庁跡・大宰府展示館

あをによし 奈良の都は 咲く花の

 にほふがごとく 今盛りなり

巻3−328

写真・田村氏HPより借用

太宰府市観世音寺

政庁跡西北の隅

正月立ち 春の来らば かくしこそ

 梅を招きつつ 楽しき終へめ

巻5−815

写真・田村氏HPより借用

太宰府市坂本

鬼子母神堂

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−803

太宰府市坂本

坂本八幡宮参道

我が岡に さを鹿来鳴く 初萩の

 花妻どひに 来鳴くさを鹿

巻8−1541

写真・田村氏HPより借用

太宰府市国分

国分天満宮

大野山 霧立ちわたる 我が嘆

 おきその風に 霧立ちわたる

巻5−799

太宰府市国分

衣掛天満宮近く

おほならば かもかもせむを 畏みと

 振りたき袖を 忍びてあるかも

大和道は 雲隠りたり しかれども

 我が振る袖を なめしと思ふな

巻6−965・96

太宰府市国分

国分小学校校庭

我が園に 梅の花散る ひさかたの

 天より雪の 流れ来るかも

巻5−822

写真・田村氏HPより借用

太宰府市連歌屋

大町公園

妹が見し 楝の花は 散りぬべし

 我が泣く涙 いまだ干なくに

巻5−798

写真・田村氏HPより借用

筑紫野市武蔵湯町

二日市温泉

湯の原に 鳴く葦鶴は 我がごとく

 妹に恋ふれや 時わかず鳴く

巻6−961

筑紫野市上古賀

文化会館

橘の 花散る里の ほととぎす

 片恋しつつ 鳴く日しぞ多き

巻8−1473

筑紫野市吉木

吉木小学校

をみなへし 秋萩交る 蘆城の野

 今日を始めて 万代に見む

巻8−1530

筑紫野市吉木

宝満川近く

韓人の 衣染むといふ 紫の

 心に染みて 思ほゆるかも

巻4−569

筑紫野市阿志岐六本松

六本松橋近く

月夜よし 川の音清し いざここに

 行くも行かぬも 遊びて行かむ

巻4−571

筑紫野市阿志岐

大宮司橋近く

玉匣 蘆城の川を 今日見ては

 万代までに 忘れえめやも

巻8−1531

筑紫野市山口

山神ダムム駐車場奥の公園

梅の花 散らくはいづく しかすがに

 この城の山に 雪は降りつつ

巻5−823

筑紫野市山口

自然歩道基山コース沿い

今よりは 城の山道は 寂しけむ

 我が通はむと 思ひしものを

巻4−576

筑紫野市山口

天拝湖

ほととぎす 来鳴き響もす 卯の花の

 伴にや来しと 問はましものを

巻8−1472

筑紫野市山口

天拝湖

しらぬひ 筑紫の綿は 身に付けて

 いまだは着ねど 暖けく見ゆ

巻3−336

朝倉郡筑前町篠隈

旧夜須町中央公民館

君がため 醸みし待酒 安の野に

 ひとりや飲まむ 友なしにして

巻4−555

飯塚市柏の森

飯塚市歴史資料館

験なき ものを思はずは 一坏の

 濁れる酒を 飲むべくあるらし

巻3−338

写真・田村氏HPより借用

飯塚市柏の森

飯塚市歴史資料館

士やも 空しくあるべき 万代に

 語り継ぐべき 名は立てずして

巻6−978

写真・田村氏HPより借用

嘉穂郡桂川町

王塚装飾古墳館前

住吉の 小田を刈らす子 奴かもなき

 奴あれど 妹がみためと 私田刈る

巻7−1257

写真・田村氏HPより借用

嘉麻市岩崎

稲築公園

瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば

 まして偲はゆ いづくより 来りしものぞ

まなかひに もとなかかりて 安寐し寝さぬ

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−802・803

嘉麻市岩崎

稲築公園

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−803

写真・田村氏HPより借用

嘉麻市岩崎

稲築公園

妹が見し 楝の花は 散りぬべし

 我が泣く涙 いまだ干なくに

巻5−798

写真・田村氏HPより借用

嘉麻市鴨生

鴨生公園

ひさかたの 天道は遠し なほなほに

 家に帰りて 業を為まさに

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

常磐なす かくしもがもと 思へども

 世の事理なれば 留みかねつも

巻5−801・803・805

嘉麻市鴨生

鴨生公園

憶良らは 今は罷らむ 子泣くらむ

 それその母も 我を待つらむぞ

巻3−337

嘉麻市鴨生

鴨生公園

春されば まづ咲くやどの 梅の花

 ひとり見つつや 春日暮らさむ

巻5−818

嘉麻市鴨生

役所跡

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−803

嘉麻市鴨生

金丸氏宅庭園

我が主の 御霊賜ひて 春さらば

 奈良の都に 召上げたまはね

巻5−882

嘉麻市鴨生

金丸氏宅庭園

彦星の 妻迎へ舟 漕ぎ出らし

 天の川原に 霧の立てるは

巻8−1527

嘉麻市鴨生

金丸氏宅庭園

秋の野に 咲きたる花を 指折り

 かき数ふれば 七種の花

萩の花 尾花葛花 なでしこの花

 をみなへし また藤袴 朝顔の花

巻8−1537・1538

嘉麻市鴨生

金丸氏宅庭園

世間を 厭しと恥しと 思へども

 飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば

巻5−893

嘉麻市鴨生

金丸氏宅庭園

ひさかたの 天道は遠し なほなほに

 家に帰りて 業を為まさに

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

常磐なす かくしもがもと 思へども

 世の事理なれば 留みかねつも

巻5−801・803・805

嘉麻市鴨生

シルバーケア嘉穂

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−803

写真・田村氏HPより借用

嘉麻市鴨生

シルバーケア嘉穂

常磐なす かくしもがもと 思へども

 世の事理なれば 留みかねつも

巻5−805

写真・田村氏HPより借用

嘉麻市鴨生

シルバーケア嘉穂

ひさかたの 天道は遠し なほなほに

 家に帰りて 業を為まさに

巻5−801

写真・田村氏HPより借用

田川郡香春町上香春

須佐神社

豊国の 香春は我家 紐児に

 いつがり居れば 香春は我家

巻9−1767

田川郡香春町鏡山

河内王陵墓参考地

岩戸破る 手力もがも 手弱き

 女にしあれば すべの知らなく

巻3−419

田川郡香春町鏡山

鏡山大神社

梓弓 引き豊国の 鏡山

 見ず久ならば 恋しけむかも

巻3−311

田川郡香春町鏡山

伽羅松前

大君の 和魂あへや 豊国の

 鏡の山を 宮と定むる

巻3−417

田川郡香春町鏡山

鏡ケ池近く

豊国の 鏡の山の 岩戸立て

 隠りにけらし 待てど来まさず

巻3−418

田川郡香春町鏡山

石鍋口

石上 布留の早稲田の 穂には出でず

 心のうちに 恋ふるこのころ

巻9−1768

田川郡香春町鏡山

呉公民館

かくのみし 恋ひしわたれば たまきはる

 命も我れは 惜しけくもなし

巻9−1769

田川郡香春町紫竹原

貴船神社

妹が髪 上げ竹葉野の 放れ駒

 荒びにけらし 逢はなく思へば

巻11−2652

糸島郡志摩町初

町役場

夜を長み 寐の寝らえぬに あしひきの

 山彦響め さを鹿鳴くも

巻15−3680

糸島郡志摩町初

中央公園

沖つ波 高く立つ日に あへりきと

 都の人は 聞きてけむかも

巻15−3675

糸島郡志摩町初

中央公園

夜を長み 寐の寝らえぬに あしひきの

 山彦響め さを鹿鳴くも

巻15−3680

糸島郡志摩町初

中央公園

梓弓 引津の辺なる なのりその花

摘むまでに 逢はずあらめやも

 なのりその花

巻7−1279

糸島郡志摩町船越

綿積神社

梓弓 引津の辺なる なのりその花

摘むまでに 逢はずあらめやも

 なのりその花

巻7−1279

糸島郡志摩町船越

綿積神社

草枕 旅を苦しみ 恋ひ居れば

 可也の山辺に さを鹿鳴くも

巻15−3674

糸島郡二丈町深江

鎮懐石八幡宮

かけまくは あやに畏し 足日女

 神の命 韓国を 向け平らげて・・・

天地の ともに久しく 言ひ継げと

 この奇し御魂 敷かしけらしも

巻5−813・814

万葉集 万葉歌碑 福岡県

万葉集を携えて

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