広島県

福山市蔵王

蔵王森林公園憩いの森

道の後 深津島山 しましくも

 君が目見ねば 苦しくありけり

巻11−2423

福山市西神島町

西神島神社

月読の 光を清み 神島の

 磯間の浦ゆ 船出す我れは

巻15−3599

福山市鞆の浦

グリーンライン後山展望園地

海人小舟 帆かも張れると 見るまでに

 鞆の浦みに 波立てりみゆ

巻7−1182

福山市靹町

対潮楼石垣下バラ園

我妹子が 見し鞆の浦の むろの木は

 常世にあれど 見し人ぞなき

巻3−446

福山市靹町

歴史民族資料館

鞆の浦の 磯のむろの木 見むごとに

 相見し妹は 忘れえめやも

巻3−447

福山市靹町

医王寺

磯の上に 根延ふむろの木 見し人を

 いづらと問はば 語り告げむか

巻3−448

写真・中国新聞記事借用

井原市美里中学の方からの情報

福山市春日町

広島大学付属福山中・高等学校

岩代の 浜松が枝を 引き結び

 ま幸くあらば また帰り見む

巻2−141

福山市春日町

広島大学付属福山中・高等学校

我妹子が 見し鞆の浦の むろの木は

 常世にあれど 見し人ぞなき

巻3−446

福山市春日町

広島大学付属福山中・高等学校

あしひきの 山の際照らす 桜花

 この春雨に 散りゆかむかも

巻10−1864

福山市春日町

広島大学付属福山中・高等学校

我が園に 梅の花散る ひさかたの

 天より雪の 流れ来るかも

巻5−822

福山市春日町

広島大学付属福山中・高等学校

橘は 実さへ花さへ その葉さへ

 枝に霜降れど いや常葉の木

巻6−1009

写真提供・福山市高橋氏

尾道市東土堂町

千光寺公園文学の小路

ぬばたまの 夜は明けぬらし 多麻の浦に

 あさりする鶴 鳴き渡るなり

巻15−3598

尾道市因島

因島公園文学の遊歩道

海原を 八十島隠り 来ぬれども

 奈良の都は 忘れかねつも

巻15−3613

三原市糸崎町

糸崎神社前・国道2号線沿い

帰るさに 妹に見せむに わたつみの

 沖つ白玉 拾ひて行かな

巻15−3614

東広島市安芸津町風早

祝詞山八幡神社

我がゆゑに 妹嘆くらし 風早の

 浦の沖辺に 霧たなびけり

巻15−3615

呉市倉橋町鳴滝

滝の前

石走る 滝もとどろに 鳴く蝉の

 声をし聞けば 都し思ほゆ

巻15−3617

呉市倉橋町宮浦

桂浜神社前・海岸松林

巻15−3617〜24

呉市倉橋町宮浦

桂浜神社

我が命を 長門の島の 小松原

 幾代を経てか 神さびわたる

巻15−3621

呉市倉橋町宮浦

本浦海岸・万葉植物園

我が命を 長門の島の 小松原

 幾代を経てか 神さびわたる

巻15−3621

呉市倉橋町松原

白華寺

石走る 滝もとどろに 鳴く蝉の

 声をし聞けば 都し思ほゆ

巻15−3617

写真・田村氏HPより借用

呉市阿賀北

大空山中腹

阿胡の海の 荒磯の上に 浜菜摘む

 海人娘子らが うなげる・・・

阿胡の海の 荒磯の上の さざれ波

 我が恋ふらくは やむ時もなし

巻13−3243・3244

呉市長迫町

呉海軍墓地・戦艦日向慰霊碑副碑

海行かば 水漬く屍 山行かば

 草生す屍 大君の 辺にこそ死なめ

 顧みはせじ

巻19−4094

呉市長迫町

呉海軍墓地・駆逐艦敷浪慰霊碑副碑

海行かば 水漬く屍 山行かば

 草生す屍 大君の 辺にこそ死なめ

 顧みはせじ

巻19−4094

呉市長迫町

呉海軍墓地・レンドバ派遣隊慰霊碑副碑

海行かば 水漬く屍 山行かば

 草生す屍 大君の 辺にこそ死なめ

 顧みはせじ

巻19−4094

広島市安芸区上瀬野川久井原

交差点

真木の葉の しなふ背の山 しのはずて

 我が越え行けば 木の葉知りけむ

巻3−291

廿日市市大野高畑

薬師堂

出でて行きし 日を数へつつ 今日今日と

 我を待たすらむ 父母らはも

巻5−890

万葉集 万葉歌碑 広島県

万葉集を携えて

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