兵庫県

伊丹市森本

桑津橋南猪名川左岸堤防

かくのみに ありけるものを 猪名川の

 奥を深めて 我が思へりける

巻16−3804

伊丹市緑ケ丘

緑ケ丘公園上池南側

しなが鳥 猪名野を来れば 有馬山

 夕霧立ちぬ 宿りはなくて

巻7−1140

伊丹市昆陽

昆陽池公園ふるさとの森

我妹子に 猪名野は見せつ 名次山

 角の松原 いつか示さむ

巻3−279

伊丹市西野8丁目

小松原団地

武庫川の 水脈を早みか 赤駒の

 足掻くたぎちに 濡れにけるかも

巻7−1141

尼崎市東園田

猪名川自然公園

しなが鳥 猪名野を来れば 有馬山

 夕霧立ちぬ 宿りはなくて

巻7−1140

西宮市西田町

西田公園万葉植物苑

春の園 紅にほふ 桃の花

 下照る道に 出で立つ娘子

巻19−4139

西宮市高須町

高須東小学校前

朝開き 漕ぎ出て来れば 武庫の浦の

 潮干の潟に 鶴が声すも

巻15−3595

西宮市高須町

高須東小学校前

武庫の海の 庭よくあらし 漁りする

 海人の釣船 波の上ゆ見ゆ

巻15−3609

神戸市東灘区御影塚町

処女塚古墳

いにしへの 信太壮士の 妻どひし

 莵原娘子の 奥城ぞこれ

巻9−1802

神戸市灘区岩屋中町

敏馬神社

玉藻刈る 敏馬を過ぎて 夏草の

 野島の崎に 船近づきぬ

巻3−250

神戸市灘区岩屋中町

敏馬神社 (前碑の副碑)

玉藻刈る 敏馬を過ぎて 夏草の

 野島の崎に 船近づきぬ

巻3−250

神戸市灘区岩屋中町

敏馬神社

敏馬の浦は 朝風に 浦波騒き

 夕波に 玉藻は来寄る・・・

巻6−1065

神戸市灘区岩屋中町

敏馬神社

まそ鏡 敏馬の浦は 百舟の

 過ぎて行くべき 浜ならなくに

巻6−1066

神戸市垂水区平磯

平磯緑地

石走る 垂水の水の はしきやし

 君に恋ふらく 我が心から

巻12−3025

神戸市垂水区平磯

平磯緑地

石走る 垂水の上の さわらびの

 萌え出づる春に なりにけるかも

巻8−1418

神戸市垂水区平磯

平磯緑地

命をし 幸くよけむと 石走る

 垂水の水を むすびて飲みつ

巻7−1142

神戸市垂水区平磯

平磯緑地

須磨の海女の 塩焼き衣の 藤衣

 間遠にしあれば いまだ着なれず

巻3−413

神戸市垂水区平磯

平磯緑地

天離る 鄙の長道ゆ 恋ひ来れば

 明石の門より 大和島見ゆ

巻3−255

神戸市垂水区平磯

平磯緑地

燈火の 明石大門に 入らむ日や

 漕ぎ別れなむ 家のあたり見ず

巻3−254

神戸市北区有馬町池尻

テーマパーク太閤の湯

しなが鳥 猪名野を来れば 有馬山

 夕霧立ちぬ 宿りはなくて

巻7−1140

明石市人丸町

月照寺

燈火の 明石大門に 入らむ日や

 漕ぎ別れなむ 家のあたり見ず

巻3−254

明石市人丸町

柿本人丸神社

天離る 鄙の長道ゆ 恋ひ来れば

 明石の門より 大和島見ゆ

巻3−255

明石市人丸町

柿本人丸神社

大君は 神にしませば 天雲の

 雷の上に 廬らせるかも

巻3−235

明石市人丸町

柿本人丸神社

あしひきの 山鳥の尾の しだり尾の

 長々し夜を ひとりかも寝む

巻11−2802或本

明石市茶園場町

明石川畔左岸

天離る 鄙の長道ゆ 恋ひ来れば

 明石の門より 大和島見ゆ

巻3−255

明石市茶園場町

明石川畔左岸

明石潟 潮干の道を 明日よりは

 下笑ましけむ 家近づけば

巻6−941

明石市茶園場町

明石川畔左岸

荒栲の 藤江の浦に 鱸釣る

 海人とか見らむ 旅行く我れを

巻3−252

明石市茶園場町

明石川畔左岸

燈火の 明石大門に 入らむ日や

 漕ぎ別れなむ 家のあたり見ず

巻3−254

明石市松江

松江海水浴場駐車場

荒栲の 藤江の浦に 鱸釣る

 海人とか見らむ 旅行く我れを

巻3−252

明石市魚住町中尾

住吉神社

行き廻り 見とも飽かめや 名寸隅の

 舟瀬の浜に しきる白波

巻6−937

明石市松ヶ丘

仲よし公園

秋の野に 咲きたる花を 指折り

 かき数ふれば 七種の花

巻8−1537

明石市松ヶ丘

ちびっこ公園

春されば まづさきくさの 幸くあらば

 後にも逢はむ な恋ひそ我妹

巻10−1895

明石市大蔵谷奥

朝霧奥公園

たらちねの 母がその業る 桑すらに

 願へば衣に 着るといふものを

巻7−1357

明石市大蔵谷

大蔵谷クスノキ公園

南淵の 細川山に 立つ檀

 弓束巻くまで 人に知らえじ

巻7−1330

明石市朝霧

朝霧二丁目公園

萩の花 尾花葛花 なでしこの花

 をみなへし また藤袴 朝顔の花

巻8−1538

明石市朝霧

朝霧一丁目公園

あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを

 いませ我が背子 見つつ偲はむ

巻20−4448

明石市上ノ丸

上ノ丸弥生公園

我が背子が 捧げて持てる ほほがしは

 あたかも似るか 青き蓋

巻19−4204

明石市天文町

忠度公園

白真弓 石辺の山の 常盤なる

 命なれやも 恋ひつつ居らむ

巻11−2444

明石市樽屋町

栄町公園

石つなの またをちかへり あをによし

 奈良の都を またも見むかも

巻6−1046

明石市田町

船上東公園

山菅の 実ならぬことを 我れに寄せ

 言はれし君は 誰れとか寝らむ

巻4−564

明石市王子

王子公園

妹が見し 楝の花は 散りぬべし

 我が泣く涙 いまだ干なくに

巻5−798

明石市西明石

花園三号公園

君が行き 日長くなりぬ 山たづの

 迎へを行かむ 待つには待たじ

巻2−90

明石市野々上

神田公園

雪の色を 奪ひて咲ける 梅の花

 今盛りなり 見む人もがも

巻5−850

明石市沢野

鳥羽新池公園

露霜の 寒き夕の 秋風に

 もみちにけらし 妻梨の木は

巻10−2189

明石市東藤江

東藤江サクラ公園

我が園の 李の花か 庭に散る

 はだれのいまだ 残りてあるかも

巻19−4140

明石市藤ケ丘2

藤江二号公園

いにしへに 恋ふる鳥かも 弓弦葉の

 御井の上より 鳴き渡り行く

巻2−111

明石市藤ケ丘1

藤江三号公園

かはづ鳴く 六田の川の 川楊の

 ねもころ見れど 飽かぬ君かも

巻9−1723

明石市藤ケ丘1

藤江四号公園

玉箒 刈り来鎌麻呂 むろの木と

 棗が本と かき掃かむため

巻16−3830

明石市藤江

藤江サザンカ公園

春過ぎて 夏来るらし 白栲の

 衣干したり 天の香具山

巻1−28

明石市大久保町松陰

松陰谷八木川公園

ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木生ふる

 清き川原に 千鳥しば鳴く

巻6−925

明石市大久保町高丘1

高丘サザンカ公園

橘は 実さへ花さへ その葉さへ

 枝に霜降れど いや常葉の木

巻6−1009

明石市大久保町高丘3

高丘ジンチョウゲ公園

昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木の花

 君のみ見めや 戯奴さへに見よ

巻8−1461

明石市大久保町高丘7

高丘ツツジ公園

家なれば 笥に盛る飯を 草枕

 旅にしあれば 椎の葉に盛る

巻2−142

明石市大久保町大窪

大久保駅北公園

秋の野に 咲ける秋萩 秋風に

 靡ける上に 秋の露置けり

巻8−1597

明石市大久保町大窪

大窪カイヅカ公園

笹の葉は み山もさやに さやけども

 我れは妹思ふ 別れ来ぬれば

巻2−133

明石市大久保町大窪

大窪クスノキ公園

春の園 紅にほふ 桃の花

 下照る道に 出で立つ娘子

巻19−4139

明石市大久保町山手台

山手台三号公園

かはづ鳴く 神なび川に 影見えて

 今か咲くらむ 山吹の花

巻8−1435

明石市大久保町緑ケ丘

西脇ヒマラヤスギ公園

高円の 野辺の秋萩 いたづらに

 咲きか散るたむ 見る人なしに

巻2−231

明石市大久保町西島

西島ヒマラヤ公園

居明かして 君をば待たむ ぬばたまの

 我が黒髪に 霜は降るとも

巻2−89

明石市大久保町西島

赤根川緑地

夏まけて 咲きたるはねず ひさかたの

 雨うち降らば うつろひなむか

巻8−1485

明石市大久保町西島

西島籔ノ下公園

印南野の 赤ら柏は 時はあれど

 君を我が思ふ 時はさねなし

巻20−4301

明石市大久保町谷

八木護岸擁壁(長光寺北)

天離る 鄙の長道ゆ 恋ひ来れば

 明石の門より 大和島見ゆ

巻3−255

田村氏HPの写真借用

明石市魚住町金ケ崎

金ケ崎ケヤキ公園

巨勢山の つらつら椿 つらつらに

 見つつ偲はな 巨勢の春野を

巻1−54

明石市魚住町長坂寺

長坂寺クスノキ公園

磯の上の つままを見れば 根を延へて

 年深からし 神さびにけり

巻19−4159

明石市魚住町錦が丘

錦が丘北公園

我がやどに もみつかへるて 見るごとに

 妹を懸けつつ 恋ひぬ日はなし

巻8−1623

明石市魚住町住吉

住吉二丁目東公園

み熊野の 浦の浜木綿 百重なす

 心は思へど 直に逢はぬかも

巻4−496

明石市魚住町清水

清水ポプラ公園

我が園に 梅の花散る ひさかたの

 天より雪の 流れ来るかも

巻5−822

明石市魚住町西岡

西岡サクラ公園

磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど

 見すべき君が 在りと言はなくに

巻2−166

明石市二見町東

二見東二見ケヤキ公園

早来ても 見てましものを 山背の

 多賀の槻群 散りにけるかも

巻3−277

明石市二見町西二見

二見中央公園

見わたせば 春日の野辺に 霞立ち

 咲きにほへるは 桜花かも

巻10−1872

明石市二見町西二見

双見園公園

紅は うつろふものぞ 橡の

 なれにし衣に なほしかめやも

巻18−4109

高砂市曽根

曽根天満宮

巻6−941・巻3−255

巻3−326・巻3−254

高砂市曽根

曽根天満宮

巻7−1229・巻3−252

巻6−939・巻3−253

高砂市曽根

曽根天満宮

巻12−3198・巻3−303

巻6−940・巻7−1179

高砂市曽根

曽根天満宮

巻9−1772・巻20−4301

巻1−14・巻15−3596

高砂市曽根

曽根天満宮

巻7−1178・巻7−1162

巻15−3605・巻9−1776

高砂市曽根

曽根天満宮

巻12−3174・巻15−3718

巻6−943・巻3−354・巻3−357

淡路市岩屋神ノ前地先

大和島の前

天離る 鄙の長道ゆ 恋ひ来れば

 明石の門より 大和島見ゆ

巻3−255

淡路市野島大川

大川公園・野島海人像

朝なぎに 楫の音聞こゆ 御食つ国

 野島の海人の 舟にしあるらし

淡路島 松帆の浦に 朝なぎに 玉藻刈りつつ

 夕なぎに 藻塩焼きつつ 海人娘子・・・

巻6−934・935

淡路市浅野南

浅野公園

海神は くすしきものか 淡路島

 中に立て置きて 白波を・・・

巻3−388

淡路市富島

JA日の出北淡支店隣

玉藻刈る 敏馬を過ぎて 夏草の

 野島の崎に 船近づきぬ

巻3−250

淡路市富島

JA日の出北淡支店隣

玉藻刈る 敏馬を過ぎて 夏草の

 野島の崎に 船近づきぬ

巻3−250

洲本市宇原

仁寿堂病院北・文学の森

明日よりは 春菜摘まむと 標めし野に

 昨日も今日も 雪は降りつつ

巻8−1427

南あわじ市松帆古津路

国民宿舎慶野松原荘

飼の海の 庭よくあらし 刈薦の

 乱れて出づみゆ 海人の釣船

巻3−256

加古郡稲美町国安

国安天満宮

家にして 我れは恋ひなむ 印南野の

 浅茅が上に 照りし月夜を

巻7−1179

加古郡稲美町国安

稲美中央公園万葉の森

名ぐはしき 印南の海の 沖つ波

 千重に隠りぬ 大和島根は

巻3−303

加古郡稲美町国安

稲美中央公園万葉の森

印南野の 赤ら柏は 時はあれど

 君を我が思ふ 時はさねなし

巻20−4301

加古郡稲美町国安

稲美中央公園万葉の森

明日よりは いなむの川の 出でていなば

 留まれる我れは 恋ひつつやあらむ

巻12−3198

加古郡稲美町国安

稲美中央公園万葉の森

家にして 我れは恋ひなむ 印南野の

 浅茅が上に 照りし月夜を

巻7−1179

加古郡稲美町国安

稲美中央公園万葉の森

後れ居て 我れはや恋ひむ 印南野の

 秋萩見つつ 去なむ子故に

巻9−1772

加古郡稲美町国安

稲美中央公園万葉の森・茅月亭碑

家にして 我れは恋ひなむ 印南野の

 浅茅が上に 照りし月夜を

巻7−1179

河東市下滝野

播磨中央公園いしぶみの丘

御食向ふ 淡路の島に 直向ふ

 敏馬の浦の 沖辺には

須磨の海女の 塩焼き衣の なれなばか

 一日も君を 忘れて思はむ

巻6−946・947

河東市下滝野

播磨中央公園いしぶみの丘

夕されば 小倉の山に 鳴く鹿は

 今夜は鳴かず 寐ねにけらしも

巻8−1511

河東市下滝野

播磨中央公園いしぶみの丘

石走る 垂水の上の さわらびの

 萌え出づる春に なりにけるかも

巻8−1418

加古川市木村宮本

泊神社前

稲日野も 行き過ぎかてに 思へれば

 心恋しき 加古の島見ゆ

巻3−253

姫路市本町

姫路城郭研究センター前

絶等寸の 山の峰の上の 桜花

 咲かむ春へは 君を偲はむ

君なくは なぞ身装はむ 櫛笥なる

 黄楊の小櫛も 取らむとも思はず

巻9−1776・1777

姫路市的形町的形

湊神社

円方の 港の洲鳥 波立てや

 妻呼びたてて 辺に近づくも

7−1162

姫路市的形町的形

R250沿い公園

円方の 港の洲鳥 波立てや

 妻呼びたてて 辺に近づくも

7−1162

姫路市飾磨区細江

菅公銅像の傍

風吹けば 波か立たむと さもらひに

 都太の細江に 浦隠り居り

巻6−945

姫路市飾磨区今在家

今在家南第二公園

春の野に すみれ摘みにと 来し我れぞ

 野をなつかしみ 一夜寝にける

巻8−1424

姫路市家島町宮天神鼻

家嶋神社

家島は 名にこそありけれ 海原を

 我が恋ひ来つる 妹もあらなくに

巻15−3718

姫路市家島町宮

清水公園「監館眺望」碑

家島は 名にこそありけれ 海原を

 我が恋ひ来つる 妹もあらなくに

巻15−3718

たつの市御津町室津

藻振鼻

玉藻刈る 辛荷の島に 島廻する

 鵜にしもあれや 家思はずあらむ

巻6−943

相生市那波南本町

中央公園

繩の浦に 塩焼く煙 夕されば

 行き過ぎかねて 山にたなびく

巻3−354

相生市相生金ケ崎

金ケ崎遊歩道

繩の浦ゆ そがひに見ゆる 沖つ島

 漕ぎ廻る舟は 釣りしすらしも

巻3−357

相生市相生金ケ崎

ホテル万葉岬近く

巻6−942〜945

相生市相生金ケ崎

ホテル万葉岬近く

室の浦の 瀬戸の崎なる 鳴島の

 磯越す波に 濡れにけるかも

巻12−3164

相生市矢野町森

磐座神社

妻ごもる 矢野の神山 露霜に

 にほひそめたり 散らまく惜しも

朝露に にほひそめたる 秋山に

 しぐれな降りそ ありわたるがね

巻10−2178・2179

西宮市西田町

西田公園万葉植物苑

万葉植物の歌碑

72基

万葉集 万葉歌碑 兵庫県

万葉集を携えて

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