茨城県

龍ヶ崎市別所町

行部内公園

帰り来て 見むと思ひし 我がやどの

 秋萩すすき 散りにけむかも

巻15−3681

荒関氏HPの写真借用

龍ヶ崎市別所町

行部内公園

萩の花 尾花葛花 なでしこの花

 をみなへし また藤袴 朝顔の花

巻8−1538

荒関氏HPの写真借用

龍ヶ崎市別所町

行部内公園

朝ごとに 我が見るやどの なでしこの

 花にも君は ありこせぬかも

巻8−1616

荒関氏HPの写真借用

潮来市日の出4丁目

慈母観音

常陸なる 浪逆の海の 玉藻こそ

 引けば絶えすれ あどか絶えせむ

巻14−3397

荒関氏HPの写真借用

潮来市日の出1丁目

福島地区コミュミティセンター前公園

常陸なる 浪逆の海の 玉藻こそ

 引けば絶えすれ あどか絶えせむ

巻14−3397

荒関氏HPの写真借用

神栖市知手

軽野小学校

牡牛の 三宅の潟に さし向ふ

 鹿島の崎に さ丹塗りの・・・

海つ道の なぎなむ時も 渡らなむ

 かく立つ波に 船出すべしや

巻9−1780・1781

神栖市高浜

高浜児童公園

常陸なる 浪逆の海の 玉藻こそ

 引けば絶えすれ あどか絶えせむ

巻14−3397

鹿嶋市宮中

鹿島神宮参道大鳥居横

霰降り 鹿島の神を 祈りつつ

 皇御軍士に 我れは来にしを

巻20−4370

行方市捻木若常

伝若舎人部館跡

防人に 立たむ騒きに 家の妹が

 業るべきことを 言はず来ぬかも

巻20−4364

荒関氏HPの写真借用

行方市羽生東

伝占部館跡

橘の 下吹く風の かぐはしき

 筑波の山を 恋ひずあらめかも

巻20−4371

荒関氏HPの写真借用

かすみがうら市中志筑

志筑小学校下の田の中

「旧跡 師付之田井」

筑波嶺に 登りて見れば 尾花散る

 師付の田居に 雁がねも・・・

巻9−1757関連

つくば市大穂つくば

テクノパーク大穂

我が面の 忘れもしだは 筑波嶺を

 振り放け見つつ 妹は偲はね

巻20−4367

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺の さ百合の花の 夜床にも

 愛しけ妹ぞ 昼も愛しけ

巻20−4369

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

橘の 下吹く風の かぐはしき

 筑波の山を 恋ひずあらめかも

巻20−4371

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

天の原 雲なき宵に ぬばたまの

 夜渡る月の 入らまく惜しも

巻9−1712

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺に 我が行けりせば ほととぎす

 山彦響め 鳴かましやそれ

巻8−1497

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

今日の日に いかにかしかむ 筑波嶺に

 昔の人の 来けむその日も

巻9−1754

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺に 雪かも降らる いなをかも

 愛しき子ろが 布乾さるかも

巻14−3351

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺の 嶺ろに霞居 過ぎかてに

 息づく君を 率寝て遣らさね

巻14−3388

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺に かか鳴く鷲の 音のみをか

 泣きわたりなむ 逢ふとはなしに

巻14−3390

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺に そがひに見ゆる 葦穂山

 悪しかるとがも さね見えなくに

巻14−3391

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺の 岩もとどろに 落つる水

 よにもたゆらに 我が思はまくに

巻14−3392

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺の をてもこのもに 守部据ゑ

 母い守れども 魂ぞ合ひにける

巻14−3393

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

さ衣の 小筑波嶺ろの 山の崎

 忘ら来ばこそ 汝を懸けなはめ

巻14−3394

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

小筑波の 嶺ろに月立し 間夜は

 さはだなりぬを また寝てむかも

巻14−3395

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

小筑波の 茂き木の間よ 立つ鳥の

 目ゆか汝を見む さ寝ざらなくに

巻14−3396

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

男神に 雲立ち上り しぐれ降り

 濡れ通るとも 我れ帰らめや

巻9−1760

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺の 裾みの田居に 秋田刈る

 妹がり遣らむ 黄葉手折らな

巻9−1758

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺の 新桑繭の 衣はあれど

 君が御衣し あやに着欲しも

巻14−3350

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

妹が門 いや遠そきぬ 筑波山

 隠れぬほとに 袖は振りてな

巻14−3389

つくば市大穂

つくばテクノパーク大穂

筑波嶺を 外のみ見つつ ありかねて

 雪消の道を なづみ来るかも

巻3−383

つくば市筑波町

筑波山神社

衣手 常陸の国の 二並ぶ

 筑波の山を 見まく欲り・・・

今日の日に いかにかしかむ 筑波嶺に

 昔の人の 来けむその日も

巻9−1753・1754

つくば市筑波町

筑波山神社

橘の 下吹く風の かぐはしき

 筑波の山を 恋ひずあらめかも

巻20−4371

つくば市筑波町

筑波山神社

鶏が鳴く 東の国に 高山は

 さはにあれども 二神の・・・

巻3−382

つくば市筑波町

筑波山神社

筑波嶺を 外のみ見つつ ありかねて

 雪消の道を なづみ来るかも

巻3−383

つくば市筑波町

筑波山神社

草枕 度の憂へを 慰もる こともありやと

 筑波嶺に 登りてみれば ・・・

筑波嶺の 裾みの田居に 秋田刈る

 妹がり遣らむ 黄葉手折らな

巻9−1757・1758

丸杉氏写真提供

つくば市臼井

筑波ふれあいの里

農林漁業体験実習館

鷲の住む 筑波の山の 裳羽服津の

 その津の上に 率ひて・・・

男神に 雲立ち上り しぐれ降り

 濡れ通るとも 我れ帰らめや

巻9−1759・1760

つくば市臼井稲野

名神社

筑波嶺に 雪かも降らる いなをかも

 愛しき子ろが 布乾さるかも

巻14−3351

石岡市総社

石岡小学校内

石岡民俗資料館

庭に立つ 麻手刈り干し 布曝す

 東女を 忘れたまふな

巻4−521

荒関氏HPの写真借用

石岡市小幡湯袋

国民宿舎つくばね

筑波嶺に そがひに見ゆる 葦穂山

 悪しかるとがも さね見えなくに

巻14−3391

石岡市小幡湯袋

ライオンズ広場

筑波嶺に 雪かも降らる いなをかも

 愛しき子ろが 布乾さるかも

巻14−3351

石岡市小幡湯袋

ライオンズ広場

草枕 旅の憂へを 慰もる

 こともありやと 筑波嶺に・・・

筑波嶺の 裾みの田居に 秋田刈る

 妹がり遣らむ 黄葉手折らな

巻9−1757・1758

石岡市柿岡高友

丸山古墳

庭に立つ 麻手刈り干し 布曝す

 東女を 忘れたまふな

巻4−521

石岡市下青柳

フラワーパーク展望塔

筑波嶺の さ百合の花の 夜床にも

 愛しけ妹ぞ 昼も愛しけ

巻20−4369

筑西市宮山

宮山ふるさとふれあい公園

筑波嶺の 新桑繭の 衣はあれど

 君が御衣し あやに着欲しも

巻14−3350

下妻市比毛

糸繰川堤防

筑波嶺に 登りて見れば・・・新治の

 鳥羽の淡海も 秋風に 白波立ちぬ

巻9−1757の一部

下妻市大宝

大宝八幡宮

草枕 旅の憂へを 慰もる

 こともありやと 筑波嶺に・・・

筑波嶺の 裾みの田居に 秋田刈る

 妹がり遣らむ 黄葉手折らな

巻9−1757・1758

下妻市大宝

大宝八幡宮

筑波嶺の さ百合の花の 夜床にも

 愛しけ妹ぞ 昼も愛しけ

巻20−4369

下妻市大宝

大宝八幡宮・若宮宮狛犬台座

右白文・左読下し文

筑波嶺の 新桑繭の 衣はあれど

 君が御衣し あやに着欲しも

巻14−3350

写真・田村氏HPより借用

結城市結城

市民文化センター「アクロス」

我が門の 五本柳 いつもいつも

 母が恋すす 業りましつしも

巻20−4386

古河市本町

古河駅前

逢はずして 行かば惜しけむ 麻久良我の

 許我漕ぐ舟に 君も逢はぬかも

巻14−3558

荒関氏HPの写真借用

古河市宮前

雀神社裏・渡良瀬川堤防

麻久良我の 許我の渡りの 韓楫の

 音高しもな 寝なへ子ゆゑに

巻14−3555

荒関氏HPの写真借用

ひたちなか市阿字ケ浦町

阿字ケ浦海岸

磐城山 直越え来ませ 磯崎の

 許奴美の浜に 我れ立ち待たむ

巻12−3195

水戸市愛宕町

万葉曝井の森

三栗の 那賀に向へる 曝井の

 絶えず通はむ そこに妻もが

巻9−1745

水戸市愛宕町

万葉曝井の森

三栗の 那賀に向へる 曝井の

 絶えず通はむ そこに妻もが

巻9−1745

那珂市静

静神社

足柄の み坂給はり かへり見ず

 我れは越え行く あらしをも・・・

巻20−4372

常陸太田市上河合町

さきく橋北詰久慈川堤防

久慈川は 幸くあり待て 潮船に

 ま楫しじ貫き 我は帰り来む

巻20−4368

常陸大田市上河合町

幸久小学校「かえりみの塔」基壇

久慈川は 幸くあり待て 潮船に

 ま楫しじ貫き 我は帰り来む

巻20−4368

写真・小学校関連HPより借用

歌文は確認できず

高萩市高戸小浜

万葉の道

遠妻し 多賀にありせば 知らずとも

 手綱の浜の 尋ね来なまし

巻9−1746

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

山吹の 立ちよそひたる 山清水

 汲みに行かめど 道の知らなく

巻2−158

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

道の辺の 茨の末に 延ほ豆の

 からまる君を はかれか行かむ

巻20−4352

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

筑波嶺の 裾みの田居に 秋田刈る

 妹がり遣らむ 黄葉手折らな

巻9−1758

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

住吉の 遠里小野の 真榛もち

 摺れる衣の 盛り過ぎゆく

巻7−1156

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

おしてるや 難波の小江に・・・

あしひきの この片山の もむ楡を

巻16−3886

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

卯の花の 咲くとはなしに ある人に

 恋ひやわたらむ 片思にして

巻10−1989

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

あしひきの 山の間照らす 桜花

 この春雨に 散りゆかむかも

巻10−1864

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど

 見すべき君が 在りと言はなくに

巻2−166

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

こいまろび 恋ひは死ぬとも いちしろく

 色には出でじ 朝顔の花

巻10−2274

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

をみなへし 咲きたる野辺を 行き廻り

 君を思ひ出 た廻り来ぬ

巻17−3944

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

我が園の 李の花か 庭に散る

 はだれのいまだ 残りてあるかも

巻19−4140

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

ひさかたの 天の門開き 高千穂の

・・・はじ弓を 手握り持たし

巻20−4465

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

下つ毛野 三毳の山の こ楢のす

 まぐはし子ろは 誰が笥か持たむ

巻14−3424

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の

さすすみの 栗栖の小野の 萩の花

 散らむ時にし 行きて手向けむ

巻6−970

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

春の園 紅にほふ 桃の花

 下照る道に 出で立つ娘子

巻19−4139

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森74

石上 布留の神杉 神さびて

 恋をも我れは さらにするかも

巻11−2417

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを

 いませ我が背子 見つつ偲はむ

巻20−4448

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森76

奥山の しきみが花の 名のごとや

 しくしく君に 恋ひわたりなむ

巻20−4476

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

岩代の 浜松が枝を 引き結び

 ま幸くあらば また帰り見む

巻2−141

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

水沫なす もろき命も 栲綱の

 千尋にもがと 願ひ暮らしつ

巻5−902

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

野辺見れば なでしこの花 咲きにけり

 我が待つ秋は 近づくらしも

巻10−1972

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

橘の 寺の長屋に 我が率寝し

 童女放髪は 髪上げつらむか

巻16−3822

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

玉掃 刈り来鎌麻呂 むろの木と

 棗が本と かき掃かむため

巻16−3830

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

岩つなの またをちかへり あをによし

 奈良の都の うつろふ見れば

巻6−1046

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森83

筑波嶺の 新桑繭の 衣はあれど

 君が御衣し あやに着欲しも

巻14−3350

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森84

・・・あしひきの この片山に 二つ立つ

櫟が本に 梓弓 八つ手挟み ・・・

巻16−3885

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

からたちと 茨刈り除け 倉建てむ

 屎遠くまれ 櫛造る刀自

巻16−3832

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木の花

 君のみ見めや 戯奴さへに見よ

巻8−1461

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

あぢさはふ 妹が目離れて 敷栲の

 枕もまかず 桜皮巻き ・・・

巻6−942

荒関氏HPの写真借用

土浦市小野

朝日峠展望公園・万葉の森

山の際に 雪は降りつつ しかすがに

 この川楊は 萌えにけるかも

巻10−1848

荒関氏HPの写真借用

万葉集 万葉歌碑 茨城県

万葉集を携えて

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