香川県

高松市庵治町鎌野

鎌野海岸

あぢかまの 塩津をさして 漕ぐ舟の

 名は告りてしを 逢はざらめやも

巻11−2747

高松市東山崎町久米

石清水八幡宮

春の園 紅にほふ 桃の花

 下照る道に 出で立つ娘子

巻19−4139

高松市朝日町

日本道路公団高松建設局

玉藻よし 讃岐の国は 国からか

 見れども飽かぬ 神からか・・・

巻2−220

高松市香南町由佐

冠纓神社

大君の 遠の朝廷と 思へれど

 日長くしあれば 恋ひにけるかも

巻15−3668

写真・田村氏HPより借用

木田郡三木町氷上

三木小学

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−803

仲多度郡琴平町五条

琴平中学校

瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば

 まして偲はゆ いづくより 来りしものぞ

まなかひに もとなかかりて 安寐し寝さぬ

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−802・803

坂出市高屋町

白峰寺・展望台入口

霞立つ 長き春日の 暮れにける

 わづきも知らず むらきもの・・・

山越しの 風を時じみ 寝る夜おちず

 家なる妹を 懸けて偲ひつ

巻1−5・6

坂出市高屋町

塩釜神社

霞立つ 長き春日の 暮れにける

 わづきも知らず むらきもの・・・

巻1−5

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

玉藻よし 讃岐の国は 国からか

 見れども飽かぬ 神からか・・・

妻もあらば 摘みて食げまし 沙弥の山

 野の上のうはぎ 過ぎにけらずや

沖つ波 来寄する荒磯を 敷栲の

 枕とまきて 寝せる君かも

巻2−220〜222

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

道の辺の いちしの花の いちしろく

 人皆知りぬ 我が恋妻は

巻11−2480

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

我が背子が 捧げて持てる ほほがしは

 あたかも似るか 青き蓋

巻19−4204

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

紅は うつろふものぞ 橡の

 なれにし衣に なほしかめやも

巻18−4109

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

向つ峰の 若桂の木 下枝取り

 花待つい間に 嘆きつるかも

巻7−1359

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

山の際に 雪は降りつつ しかすがに

 この川楊は 萌えにけるかも

巻10−1848

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

いにしへに 恋ふる鳥かも 弓弦葉の

 御井の上より 鳴き渡り行く

巻2−111

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

三栗の 那賀に向へる 曝井の

 絶えず通はむ そこに妻もが

巻9−1745

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

たらちねの 母がその業る 桑すらに

 願へば衣に 着るといふものを

巻7−1357

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木生ふる

 清き川原に 千鳥しば鳴く

巻6−925

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

奥山の 賢木の枝に しらか付け

 木綿取り付けて 斎瓮を・・・

巻3−379

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

龍田道の 岡辺の道に 丹つつじの

 にほはむ時の 桜花・・・

巻6−971

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

岩代の 浜松が枝を 引き結び

 ま幸くあらば また帰り見む

巻2−141

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

秋さらば 妹に見せむと 植ゑし萩

 露霜負ひて 散りにけるかも

巻10−2127

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

我が園の 李の花か 庭に散る

 はだれのいまだ 残りてあるかも

巻19−4140

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

梅の花 今盛りなり 百鳥の

 声の恋しき 春来るらし

巻5−834

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

朝霧の たなびく田居に 鳴く雁を

 留め得むかも 我がやどの萩

巻19−4224

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

夕されば 床の辺去らぬ 黄楊枕

 何しか汝れが 主待ちかたき

巻11−2503

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木の花

 君のみ見めや 戯奴さへに見よ

巻8−1461

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

我がやどに もみつかへるて 見るごとに

 妹を懸けつつ 恋ひぬ日はなし

巻8−1623

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

かはづ鳴く 神なび川に 影見えて

 今か咲くらむ 山吹の花

巻8−1435

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

君なくは なぞ身装はむ 櫛笥なる

 黄楊の小櫛も 取らむとも思はず

巻9−1777

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

妹が見し 楝の花は 散りぬべし

 我が泣く涙 いまだ干なくに

巻5−798

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

我が門の 榎の実もり食む 百千鳥

 千鳥は来れど 君ぞ来まさぬ

巻16−3872

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

橘は 実さへ花さへ その葉さへ

 枝に霜降れど いや常葉の木

巻6−1009

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

大伴淡等謹状

 梧桐の日本琴一面

 対馬の結石の山の孫枝なり

巻5−810序

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

からたちと 茨刈り除け 倉建てむ

 屎遠くまれ 櫛造る刀自

巻16−3832

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

印南野の 赤ら柏は 時はあれど

 君を我が思ふ 時はさねなし

巻20−4301

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

水伝ふ 磯の浦みの 岩つつじ

 茂く咲く道を またも見むかも

巻2−185

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

見わたせば 春日の野辺に 霞立ち

 咲きにほへるは 桜花かも

巻10−1872

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

多?の浦の 底さへにほふ 藤波を

 かざして行かむ 見ぬ人のため

巻19−4200

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

いつの間も 神さびけるか 香具山の

 桙杉の本に 苔生すまでに

巻3−259

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

卯の花の 過ぎば惜しみか ほととぎす

 雨間も置かず こゆ鳴き渡る

巻8−1491

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを

 いませ我が背子 見つつ偲はむ

巻20−4448

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

あしひきの この片山の もむ楡を

 五百枝剥ぎ垂れ 天照るや・・・

巻16−3886

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

春過ぎて 夏来るらし 白栲の

 衣干したり 天の香具山

巻1−28

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

あしひきの この片山の もむ楡を

 五百枝剥ぎ垂れ 天照るや・・・

巻16−3886

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

春されば まづさきくさの 幸くあらば

 後にも逢はむ な恋ひそ我妹

巻10−1895

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

離れ磯に 立てるむろの木 うたがたも

 久しき時を 過ぎにけるかも

巻15−3600

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

我が門の 片山椿 まこと汝れ

 我が手触れなな 地に落ちもかも

巻20−4418

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

ちちの実の 父の命 ははそ葉の

 母の命 おほろかに・・・

巻19−4164

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

あしひきの 山道も知らず 白橿の

 枝もとををに 雪の降れれば

巻10−2315

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど

 見すべき君が 在りと言はなくに

巻2−166

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

石つなの またをちかへり あをによし

 奈良の都を またも見むかも

巻6−1046

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

早来ても 見てましものを 山背の

 多賀の槻群 散りにけるかも

巻3−277

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

あしひきの 山橘の 色に出でよ

 語らひ継ぎて 逢ふこともあらむ

巻4−669

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

ちちの実の 父の命 ははそ葉の

 母の命 おほろかに・・・

巻19−4164

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

磯の上の つままを見れば 根を延へて

 年深からし 神さびにけり

巻19−4159

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

行く川の 過ぎにし人の 手折らねば

 うらぶれ立てり 三輪の檜原は

巻7−1119

坂出市沙弥島ナカンダ゙の浜

沙弥島こども樹木園

道の辺の 茨の末に 延ほ豆の

 からまる君を はかれか行かむ

巻20−4352

坂出市沙弥島オソゴエの浜

「柿本人麻呂碑」

巻2−220〜222関連

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場066

須磨の海女の 塩焼き衣の 藤衣

 間遠にしあれば いまだ着なれず

巻3−413

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

我妹子が 植ゑし梅の木 見るごとに

 心むせつつ 涙し流る

巻3−453

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

我がやどの 花橘に ほととぎす

 今こそ鳴かめ 友に逢へる時

巻6−1481

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど

 見すべき君が 在りと言はなくに

巻2−166

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

絶等寸の 山の峰の上の 桜花

 咲かむ春へは 君を偲はむ

巻9−1776

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

我がやどに もみつかへるて 見るごとに

 妹を懸けつつ 恋ひぬ日はなし

巻8−1623

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

ほととぎす 来鳴き響もす 卯の花の

 伴にや来しと 問はましものを

巻8−1472

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

水伝ふ 磯の浦みの 岩つつじ

 茂く咲く道を またも見むかも

巻2−185

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

あしひきの 山道も知らず 白橿の

 枝もとををに 雪の降れれば

巻10−2315

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

春されば まづさきくさの 幸くあらば

 後にも逢はむ な恋ひそ我妹

巻10−1895

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木生ふる

 清き川原に 千鳥しば鳴く

巻6−925

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木の花

 君のみ見めや 戯奴さへに見よ

巻8−1461

坂出市沙弥島南通

東山魁夷せとうち美術館

西側広場

紅は うつろふものぞ 橡の

 なれにし衣に なほしかめやも

巻18−4109

綾歌郡宇多津町浜一番丁

宇多津町臨海公園

産業資料館

霞立つ 長き春日の 暮れにける

 わづきも知らず むらきもの・・・

山越しの 風を時じみ 寝る夜おちず

 家なる妹を 懸けて偲ひつ

巻1−5・6

丸亀市中津町

万象園

玉藻よし 讃岐の国は 国からか

 見れども飽かぬ 神からか・・・

妻もあらば 摘みて食げまし 沙弥の山

 野の上のうはぎ 過ぎにけらずや

沖つ波 来寄する荒磯を 敷栲の

 枕とまきて 寝せる君かも

巻2−220〜222

三豊市詫間町詫間

西野近隣公園

託馬野に 生ふる紫草 衣に染め

 いまだ着ずして 色に出でにけり

巻3−395

三豊市高瀬町下勝間

高瀬中学校

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−803

三豊市山本町辻

菅生神社

中臣の 太祝詞言 言ひ祓へ

 贖ふ命も 誰がために汝れ

巻17−4031

三豊市山本町辻

菅生神社

たらちねの 母に障らば いたづらに

 汝も我れも 事のなるべき

巻11−2517

三豊市山本町辻

毘沙門天

御民我れ 生ける験あり 天地の

 栄ゆる時に あへらく思へば

巻6−996

万葉集 万葉歌碑 香川県

万葉集を携えて

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