長野県

下伊那郡阿智村園原

神坂神社

ちはやぶる 神のみ坂に 幣奉り

 斎ふ命は 母父がため

巻20−4402

下伊那郡阿智村園原

神坂神社

信濃道は 今の墾り道 刈りばねに

 足踏ましむな 沓はけ我が背

巻14−3399

下伊那郡下條村吉岡菅野

根之神社前

信濃なる 須賀の荒野に ほととぎす

 鳴く声聞けば 時過ぎにけり

巻14−3352

伊那市高遠町西高遠

高遠町文化センター前

桜花 咲きかも散ると 見るまでに

 誰れかもここに 見えて散り行く

巻12−3129

下伊那郡阿南町西條

阿南町民会館

もののふの 八十娘子らが 汲み乱ふ

 寺井の上の 堅香子の花

巻19−4143

塩尻市宗賀

宗賀小学校

信濃なる 須賀の荒野に ほととぎす

 鳴く声聞けば 時過ぎにけり

巻14−3352

松本市笹賀

菅野中学校

信濃なる 須賀の荒野に ほととぎす

 鳴く声聞けば 時過ぎにけり

巻14−3352

松本市里山辺

薄川畔金華橋南詰

信濃なる 千曲の川の 細石も

 君し踏みてば 玉と拾はむ

巻14−3400

松本市須々

長野県護国神社美須々会館

紅の 浅葉の野らに 刈る草の

 束の間も 我れを忘らすな

巻11−2763

松本市保福寺町

保福寺峠

信濃道は 今の墾り道 刈りばねに

 足踏ましむな 沓はけ我が背

巻14−3399

北安曇郡池田町池田

4丁目道路沿い

信濃道は 今の墾り道 刈りばねに

 足踏ましむな 沓はけ我が背

巻14−3399

長野市柳原

中俣南公民館

中麻奈に 浮き居る舟の 漕ぎ出なば

 逢ふことかたし 今日にしあらずは

巻14−3401

長野市豊野町浅野

浅野神社

紅の 浅葉の野らに 刈る草の

 束の間も 我れを忘らすな

浅葉野に 立ち神さぶる 菅の根の

ねもころ誰がゆゑ 我が恋ひなくに

巻11−2763・巻12−2863

長野市大町

長沼神社

中麻奈に 浮き居る舟の 漕ぎ出なば

 逢ふことかたし 今日にしあらずは

巻14−3401

長野市鬼無里

鬼無里村歴史民族資料館

庭に立つ 麻手刈り干し 布曝す

 東女を 忘れたまふな

巻4−521

飯山市瑞穂小菅

小菅神社里宮

浅葉野に 立ち神さぶる 菅の根の

 ねもころ誰がゆゑ 我が恋ひなくに

巻12−2863

千曲市倉科石杭小屋

大日堂池畔

人皆の 言は絶ゆとも 埴科の

 石井の手児が 言な絶えそね

巻14−3398

千曲市倉科石井

倉科公民館

人皆の 言は絶ゆとも 埴科の

 石井の手児が 言な絶えそね

巻14−3398

千曲市上山田下河原

千曲川堤・万葉橋西詰北

信濃なる 千曲の川の 細石も

 君し踏みてば 玉と拾はむ

巻14−3400

千曲市上山田

千曲川萬葉公園

中麻奈に 浮き居る舟の 漕ぎ出なば

 逢ふことかたし 今日にしあらずは

巻14−3401

千曲市上山田

千曲川萬葉公園 右碑

瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば

 まして偲はゆ いづくより 来りしものぞ

まなかひに もとなかかりて 安寐し寝さぬ

巻5−802

千曲市上山田

千曲川萬葉公園 左碑

銀も 金も玉も 何せむに

 まされる宝 子にしかめやも

巻5−803

千曲市上山田

千曲川萬葉公園

信濃道は 今の墾り道 刈りばねに

 足踏ましむな 沓はけ我が背

巻14−3399

千曲市上山田

千曲川萬葉公園

唐衣 裾に取り付き 泣く子らを

 置きてぞ来のや 母なしにして

巻20−4401

千曲市上山田

千曲川萬葉公園

み薦刈る 信濃の真弓 我が引かば

 貴人さびて いなと言はむかも

み薦刈る 信濃の真弓 引かずして

 弦はくるわざを 知ると言はなくに

巻2−96・97

千曲市上山田

千曲川萬葉公園

石走る 垂水の上の さわらびの

 萌え出づる春に なりにけるかも

巻8−1418

千曲市上山田温泉

佐久屋旅館・玄関前駐車場

信濃なる 千曲の川の 細石も

 君し踏みてば 玉と拾はむ

巻14−3400

千曲市上山田温泉

佐久屋旅館・女湯内壁

信濃なる 千曲の川の 細石も

 君し踏みてば 玉と拾はむ

巻14−3400

千曲市上山田温泉

住吉公園

春の園 紅にほふ 桃の花

 下照る道に 出で立つ娘子

巻19−4139

千曲市上山田温泉

住吉公園

住吉の 岸を田に墾り 蒔きし稲

 さて刈るまでに 逢はぬ君かも

巻10−2244

千曲市上山田三本木

合津長邸

石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに

 よしといふものぞ 鰻捕り喫せ

巻16−3853

千曲市新山漆原

山崎氏宅庭

一つ松 幾代か経ぬる 吹く風の

 音の清きは 年深みかも

巻6−1042

千曲市戸倉

千曲市役所戸倉支所近く

八千種に 草木を植ゑて 時ごとに

 咲かむ花をし 見つつしのはな

巻20−4314

千曲市戸倉

千曲市役所戸倉支所近く

春霞 流るるなへに 青柳の

 枝くひ持ちて うぐひす鳴くも

巻10−1821

千曲市戸倉

千曲市役所戸倉支所近く

春は萌え 夏は緑に 紅の

 まだらに見ゆる 秋の山かも

巻10−2177

千曲市戸倉

千曲市役所戸倉支所近く

萩の花 咲きたる野辺に ひぐらしの

 鳴くなるなへに 秋の風吹く

巻10−2231

埴科郡坂城町鼠宿

会地早雄神社

ちはやぶる 神のみ坂に 幣奉り

 斎ふ命は 母父がため

巻20−4402

上田市上塩尻

上塩尻神社

唐衣 裾に取り付き 泣く子らを

 置きてぞ来のや 母なしにして

巻20−4401

上田市浦野東の宮

薬師堂

かの子ろと 寝ずやなりなむ はだすすき

 宇良野の山に 月片寄るも

巻14−3565

上田市上室賀

室賀峠史跡公園

ちはやぶる 神のみ坂に 幣奉り

 斎ふ命は 母父がため

石走る 垂水の上の さわらびの

 萌え出づる春に なりにけるかも

巻20−4402・巻8−1418

上田市上室賀

室賀峠史跡公園

萩の花 尾花葛花 なでしこの花

 をみなへし また藤袴 朝顔の花

巻8−1538

上田市上室賀

室賀峠史跡公園

春は萌え 夏は緑に 紅の

 まだらに見ゆる 秋の山かも

巻10−2177

上田市中央北

大星神社隣の蚕養国神社

たらちねの 母がその業る 桑すらに

 願へば衣に 着るといふものを

巻7−1357

上田市塩川坂井

坂井バス停

信濃なる 須賀の荒野に ほととぎす

 鳴く声聞けば 時過ぎにけり

巻14−3352

上田市真田町

菅平高原自然館

日の暮れに 碓氷の山を 越ゆる日は

 背なのが袖も さやに振らしつ

巻14−3402

小諸市乙

暁の星幼稚園

大和には 群山あれど とりよろふ

 天の香具山 登り立ち・・・

巻1−2

佐久市中込橋場第一

中込公園

日の暮れに 碓氷の山を 越ゆる日は

 背なのが袖も さやに振らしつ

巻14−3402

佐久市取出

カトリック幼稚園礼拝堂

大和には 群山あれど とりよろふ

 天の香具山 登り立ち・・・

巻1−2

北佐久郡軽井沢町峠町

旧碓氷峠見晴台

日の暮れに 碓氷の山を 越ゆる日は

 背なのが袖も さやに振らしつ

ひな曇り 碓氷の坂を 越えしだに

 妹が恋しく 忘らえぬかも

巻14−3402・巻20−4407

万葉集 万葉歌碑 長野県

万葉集を携えて

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