真間の継橋

千葉県市川市真間4丁目

足の音せず 行かむ駒もが 勝飾の 真間の継橋 やまず通はむ  巻14−3387

右は下総の国の歌

この辺り、往古は近くを流れる江戸川河口の入江になっていたようで、

勝鹿の 真間の入江に うち靡く 玉藻刈りけむ 手児名し思ほゆ  巻3−433

入江の一部を渡る橋が架けられていた。

現在のような欄干のある赤い橋ではなく、板を継ぎ渡した橋であったのだろう。

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今は川幅も狭い小川のようで、これなら継ぎの橋でなく一枚板で渡れる。

なんて無粋なことを云わず、毎夜のようにこっそり彼女の家に通う

男の気持ちになってみよう。忍び足、忍び足。

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万葉歌碑が継橋の畔に

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