角鹿の浜 手結の浦

福井県敦賀市田結

角鹿の津にして船に乗る時に、笠朝臣金村が作る歌一首 并せて短歌

越の海の 角鹿の浜ゆ 大船に 真楫貫き下ろし 鯨魚取り 海道に出でて 喘きつつ 我が漕ぎ行けば ますらをの

手結が浦に 海人娘子 塩焼く煙 草枕 旅にしあれば ひとりして 見る験なみ 海神の 手に巻かしたる 玉たすき

 懸けて偲ひつ 大和島根を  巻3−366

反歌

越の海の 手結が浦を 旅にして 見れば羨しみ 大和偲ひつ  巻3−367

北陸自動車道・杉津PAから敦賀湾を望む。

「手結が浦」は敦賀市田結の海岸を云い、写真の左手前山裾辺りを云う。

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万葉歌碑は敦賀市田結の国道8号線田結口交差点にある。

「手結が浦に 海未通女 塩焼く煙 草枕」、巻3−366の一部を刻する。

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