筑紫観音寺  観世音寺

福岡県太宰府市観世音寺

沙弥満誓、綿を詠む歌一首  造筑紫観音寺別当、俗姓は笠朝臣麻呂なり

しらぬひ 筑紫の綿は 身に付けて いまだは着ねど 暖けく見ゆ  巻3−336

観世音寺

筑紫で亡くなった斉明天皇の追悼のため、天智天皇が創建、約80年の歳月を費やして天平18年(746)完成した。

当時は七堂伽藍を備え、九州の中心的な寺院であった。

日本最古の梵鐘(国宝)がある。

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沙弥満誓

美濃守、尾張守、右大弁等を経て、養老五年(721)元明天皇病気祈願のため出家した。

七年二月筑紫観音寺別当として赴任、大伴旅人と交遊があった。

万葉歌碑・・・観世音寺の境内

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