岡の湊 比治奇の灘 福岡県遠賀郡芦屋町 天霧らひ ひかた吹くらし 水茎の 岡の港に 波立ちわたる 巻7−1231 「岡の湊」とは、この遠賀川の河口と云われる。 歴史は古く、神武天皇の東征のための物資輸送がこの川を使って行われたとも伝わる。 河口付近に、岡湊神社がありその名を伝える。 ・・・・・ 万葉歌碑・・・芦屋町山鹿 マリンテラス芦屋 ・・・・・ 北九州市八幡西区岡田町に岡田宮がある。 万葉の頃は、この辺りに海岸線があったともいう。岡の湊である。 境内に万葉歌碑がある。 柿本朝臣人麻呂、筑紫の国に下る時に、海道にして作る歌 大君の 遠の朝廷と あり通ふ 島門を見れば 神代し思ほゆ 巻3−304 ほととぎす 飛幡の浦に しく波の しくしく君を 見むよしもがも 巻12−3165 天霧らひ ひかた吹くらし 水茎の 岡の港に 波立ちわたる 巻7−1231 ・・・・・・・ 比治奇の灘 「比治奇の灘」は響の灘の古名かと云われる。山口県の西方から玄界灘につづく海が響の灘である。 写真は、芦屋町の海岸を紹介する。 比治奇の灘は、兵庫県高砂市の播磨灘の一部を響の灘という説もある。 |
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