山辺の御井 三重県鈴鹿市山辺町 和銅五年壬子の夏の四月に、長田王を伊勢の斎宮に遣はす時に、山辺の御井にして作る歌 山辺の 御井を見がてり 神風の 伊勢娘子ども 相見つるかも 巻1−81 山辺の御井 史跡の入り口には「山邊之御井」の石碑が立つ。 少し奥まったところに故地はある。訪ねる人も少ないのか、ちょっと荒れている。 説明文には、 赤人の硯水といって新年にこの泉水を汲んで京の都まで運んだという言伝えや、 「山辺」赤人の屋敷跡ともいわれる。 ・・・ 万葉歌碑は慶応三年、七代神戸城主本多忠貴が建立したもので、碑文中に題詞とともに本歌が刻まれる。 |
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