平敷の石 長崎市坂本・長崎大学医学部正門面北側 『万葉集』巻5−813は神功皇后の鎮懐石についての序文と長歌・短歌を詠う。 序文の割注「この二つの石は肥前の国彼杵の郡平敷の石なり、占に当りて取る」とあり、 この肥前国彼杵郡は、長崎市の浦上の地であるという説があり、 『太宰管内志』に、 「長崎の町を去ること一里許りの山里に、平宿と云う所あり。この村の東の山より、火打石の赤白を多く出す。 ……中略……されば、万葉の彼杵郡平敷とあるは、この平宿のことにはあらぬや」という記述がある。 ・・・ 長崎大学医学部正門横に鎮懐石を祀る祠と、2基の鎮懐石碑、文久元年三月建立の万葉歌碑がある。 鎮懐石を祀る祠
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