百済野 百済寺 奈良県北葛城郡広陵町百済 山部宿禰赤人が歌一首 百済野の 萩の古枝に 春待つと 居りしうぐひす 鳴きにけむかも 巻8−1431 広陵町百済辺りが万葉歌にいう「百済野」であろう。 地名の通り、百済からの渡来人が住み着いた地である。 この地に、春日若宮神社とその境内に百済寺三重塔が立つ。 寺伝では、舒明天皇十一年、聖徳太子建立の熊凝精舎の由緒を継いで百済川河畔に創建された百済大寺といわれるが、 創建・沿革についてはつまびらかでない。 平成九年に桜井市吉備の吉備池堤で発掘された基壇を百済大寺とする見解が有力である。 ・・・・・ 遠い昔のことは詳しく分らないが、この地が百済野であろうし、 山部宿禰赤人が萩の歌を詠った地としてこの三重塔も見上げていたい。 境内に万葉歌碑がある。 |
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