檜原 檜原神社

奈良県桜井市茅原

鳴る神の 音のみ聞きし 巻向の 檜原の山を 今日見つるかも  巻7−1092

いにしへに ありけむ人も 我がごとか 三輪の檜原に かざし折りけむ  巻7−1118

檜原神社

三輪山の北西の麓、山の辺の道沿いに檜原神社がある。

神域を示す鳥居と朱塗りの垣はあるが、社殿はない。大神神社と同じく背後の三輪山を神体として拝する原初的な社である。

この辺りは天照大神の伊勢鎮座以前の宮居があった笠縫邑とされ、元伊勢ともいう。

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万葉集に詠う三輪の檜原・巻向の檜原は、この三輪山から穴師山・巻向山など一帯の山々の檜原をいうのであろう。

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山の辺の道

大神神社から檜原神社へ山の辺の道を歩く。

古代の道、まるで万葉のころそのままのような道だ。

向こうからぶらぶら歩いてくる人麻呂に会えるかもしれない。

この道、山裾を北へ進むと石上神宮、むかしは奈良・春日山辺りまで続いていたという。

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