由布の山 大分県由布市湯布院町 娘子らが 放りの髪を 由布の山 雲なたなびき 家のあたり見む 巻7−1244 由布岳 ・・・ 大分県を車で走ると、どの地にいてもこの由布岳が見える。なんとなく神々しい。 豊後富士と呼ばれるが、うなづける。 山頂は西峰と東峰に分かれている。いかにも活火山の姿だ。西峰の方が高く、1583b。 古く、『豊後国風土記』に、 柚富の峯 柚富の郷の東北のかたにあり。 此の峯の頂に石室あり。其の深さは一十丈余り、高さは八丈四尺、広さは三丈余りなり。常に氷の凝れるありて、夏を経れども解けず。 凡て、柚富の郷は此の峯に近し。因りて峯の名と為す。 ・・・ 奈良時代、すでに「柚富の郷」と呼ばれる今の湯布院町は開けていた。 当時から人気の温泉郷だったのだろうか。 ・・・・・ 万葉歌碑がある。 湯布院町 大分自動車道湯布院ICバス停 思ひ出づる 時はすべなみ 豊国の 由布山雪の 消ぬべく思ほゆ 巻10−2341
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