伊香山 賤ヶ岳

滋賀県長浜市木ノ本町大音

笠朝臣金村、伊香山にして作る歌二首

草枕 旅行く人も 行き触れば にほひぬべくも 咲ける萩かも  巻8−1532

伊香山 野辺に咲きたる 萩見れば 君が家なる 尾花し思ほゆ  巻8−1533

眼下に奥琵琶湖

羽衣伝説で有名な余呉湖

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「伊香山」という名の山は現在では見当たらないが、

当地は伊香郡であり、式内社伊香具神社が木之本町大音にあり、この神社が賤ヶ岳の麓にあることから、伊香山は賤ヶ岳とされる。

423bの小高い山で、山頂まで1.5`で歩いて登れるがリフト(片道400円)を利用する方が楽。

豊臣秀吉と柴田勝家の決戦があった賤ヶ岳の合戦が有名で、登山客も多い。

山頂付近に、笠金村の二首の万葉歌碑も建てられている。

山頂からは、南に琵琶湖、北に余呉湖が望め、その景観は写真のようにすばらしいの一言。

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万葉歌碑(賤ヶ岳山頂近く)


巻8−1532

巻8−1533

同歌(巻8−1533)の万葉歌碑(木之本町・町役場)

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