阿波の山

徳島市眉山

春の三月に、難波の宮に幸す時の歌

眉のごと 雲居に見ゆる 阿波の山 懸けて漕ぐ舟 泊り知らずも  巻6−998

右の一首は船王が作

徳島市国府町・中鮎喰橋からの眉山

眉山山頂から望む

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この歌は「難波の宮に幸す時」とあるから、大阪から見た四国の遠望で「阿波の山」とは特定の山を指すものではないだろう。

現在、徳島市に眉山があり、後世この歌に因んで眉山としたのかもしれないが、歌碑も揃う。

眉山山頂の歌碑は犬養先生の碑であり、ここも故地。

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巻6−998の歌碑(徳島県)

徳島市眉山山頂徳島市国府町・中鮎喰橋
那賀郡那賀川町・個人宅徳島市国府町・共同墓地個人所有

余計な提案・・・墓地にある歌碑、故人の思いと故人を偲んでここに設置されてあると思いますが、もっと広く万葉を愛する人に御覧いただいた方が、故人も喜ばれるのではないでしょうか。近くの公園などに。

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