婦負川 鵜坂川 神通川

富山市婦中町鵜坂

婦負の郡にして鵜坂の川辺を渡る時に作る一首

鵜坂川 渡る瀬多み この我が馬の 足掻きの水に 衣濡れにけり  巻17−402

鵜を潜くる人を見て作る歌一首

負川の 早き瀬ごとに 篝さし 八十伴の男は 鵜川立ちけり  巻17−4023

富山市婦中町鵜坂を流れる神通川、この辺りを「婦負川」あるいは「鵜坂川」と云ったと思われる。

川の近くに鵜坂神社がある。神社案内に載る「鵜飼い図」を借用した。

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鵜坂神社

婦中町鵜坂の万葉歌碑

神通川堤防鵜坂神社境内

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婦負の野

高市連黒人が歌一首

婦負の野の すすき押しなべ 降る雪に 宿借る今日し 悲しく思ほゆ  巻17−4016

「婦負の野」は現在の富山市北西部の平野を云うのであろう。

万葉歌碑が、富山市茶屋町の国道41号線呉羽山公園入口にある。

この辺り住宅街と変り、婦負の野の面影は探せない。近くの神通川のススキを写真に収めた。

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