妹が島

和歌山市加太城ヶ崎

藻刈り舟 沖漕ぎ来らし 妹が島 形見の浦に 鶴翔るみゆ  巻7−1199

和歌山市加太・城ヶ崎の先端に立っている。

沖合いに横長く島が浮ぶ。友ヶ島(地ノ島・沖ノ島)である。この島が「妹が島」という。

足下の岩場では魚釣りをする子どもたちがいる。加太の瀬戸といわれる沖合いを船が通り過ぎる。海は限りなく青い。

それにしてもこの紀伊国には、妹、背、妻と名がつくところが多い。

人恋しくなるということだろうか、紀伊の人は人情深いということだろうか。

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万葉歌碑はこの城ヶ崎にある。

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