三輪の崎 和歌山県新宮市三輪崎 長忌寸意吉麻呂が歌一首 苦しくも 降り来る雨か 三輪の崎 狭野の渡りに 家もあらなくに 巻3−265 ・ 三輪の崎 荒磯も見えず 波立ちぬ いづくゆ行かむ 避き道はなしに 巻7−1226 三輪崎・鈴島から孔島 三輪崎・孔島 ・・・ 三輪の崎の万葉歌碑
・・・・・ 万葉集巻4−496に詠まれる「み熊野の浦」は、和歌山県南部の新宮市や東牟婁郡の海岸のいずれかの浦を云う。 浜木綿の百重に咲く浦を詠う。 訪ねた孔島は浜木綿の群生地と云われてきたが、今は群生とはほど遠い。 でも、万葉歌碑も立ち、大切に浜木綿を守っていこうとされている地元の努力が覗え、万葉ファンとして感謝をしたい。 この孔島を囲むように三輪の崎・狭野(佐野)の地がある。 ・・・ 柿本朝臣人麻呂が歌 み熊野の 浦の浜木綿 百重なす 心は思へど 直に逢はぬかも 巻4−496 孔島の浜木綿 孔島に万葉歌碑がある。 |
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