ふぢ
藤波の 花は盛りに なりにけり 奈良の都を 思ほすや君 巻3−330
フジ
マメ科フジ属
山野に自生するが、
古くから庭などによく植えられ、主に棚づくりにする。
つるは長くのび、ほかの木などに右巻きに巻きつく。
4〜6月、長さ20〜90aの長い総状花序をだし、
紫色または淡紫色で長さ1.2〜2aの蝶形花を多数開く。
花序は垂れ下がり、基部の方から咲き始める。
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各地にフジの名所といわれるところがある。
近くの神社でも花序が1bにもなるという見事な藤棚がある。
でも、私は山野に自生する山藤が好きだ。
人知れず咲き、散っていく風情をそっと眺めるのが好きだ。
下の写真は、滋賀県甲賀市信楽の山中で撮ったもの、山の斜面全体が藤花で覆われていた。
草津・三大神社のフジ ↓