つぎね

つぎねふ 山背道を 人夫の 馬より行くに 己夫し 徒歩より行けば 見るごとに・・・  巻13−3314

ヒトリシズカ

センリョウ科センリョウ属

山地の林下や日の当たる草地に生える多年草。

茎は数本から多数が直立し、高さ10〜30a

。茎の先に4枚の葉が輪生状に対生し、白色で長さ1〜3aの穂状花序を1個立てる。

和名の一人静はこの姿による。

別名の吉野静は、吉野山に舞う静御前の姿に見立てたものという。

花期 4〜5月・

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植物園や万葉公園ではこの花に逢えたが、未だに自生するヒトリシズカに逢えない。

昨年姪のノンちゃんから大原の某所で見かけたとメールをくれたが、

行く機会を逃してしまった。

今年は是非この静御前に逢いたいと思っている。

フタリシズカ

山野の林下に生える多年草。

茎は高さ30〜60aになる。

上部に対生する葉を相接してつけ、やや輪生状に見える。

茎の先に2個の穂状花序を出し、小さな白い花を点々とつける。

和名は静御前とその亡霊の舞姿にたとえたものという。

花期 4〜6月

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姪のノンちゃんが秘密の場所という、フタリシズカが群生する地、

京都市左京区大原の山中です。

私は叔父さんだからと案内してくれました。

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『万葉集』に詠まれた「つぎね」は上記の一首のみ。

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