かきつはた
カキツバタ
アヤメ科アヤメ属水湿地に群生する多年草。
高さ40〜90aの花茎の先に、青色か紫色の花を2〜3個つける。
外花被片は3個。楕円形で垂れ、長さ5〜7a、中央から爪部にかけ、白から淡黄色の斑紋がある。内花被片は3個、倒披針形で直立する。
和名は書き付け花の転訛である。
書き付け花とは、昔この花の汁を布にこすりつけて染めたことによる。花期 5〜6月。
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京都市北区・上賀茂神社の境外摂社大田神社の参道脇の池は大田ノ沢とよばれ、群生するカキツバタは国の天然記念物に指定されている。
神山や おほたの沢の かきつはた 深きたのみは 色にみゆらむ 藤原俊成
大田神社
アヤメとノハナショウブとカキツバタの見分け方
アヤメ | ノハナショウブ | カキツバタ |
花弁の付け根の模様で見分けることができます。
また生えているところも違います。
カキツバタは水際か一部茎が水中にあります。ノハナショウブは湿潤地、アヤメは陸地で湿潤地には生えません。
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