きり
大伴淡等謹状 梧桐の日本琴一面 対馬の結石の山の孫枝なり 巻5−810題詞
キリ
キリの材木は非常に良質で、箪笥・下駄・彫刻材など用途が広い。
万葉集には日本琴がこの桐で作られたことが詠われている。
キリの材は、加工しやすく、軽く、湿気を通さない、さらに光沢があって美しいという特性がある。
樹は、5月枝先に大きな円錐花序を直立し、長さ5〜6aの紫色の花を多数つける。
花冠は筒状鐘形で、先はくちびる状に裂ける。
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ゴールデンウィークの頃、郊外を車で走っていると必ず目に入るのがこいのぼりとこのキリの花。
高い木にいっぱいの花をつけたキリはよく目立つ。
その淡紫色の花は爽やかできれいだ。
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米原市の農家の近くに咲いていた桐
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『万葉集』に詠まれる「きり」は上記の題詞のみ。
万葉の花