たへ・たく・ゆふ

春過ぎて 夏来るらし 白栲の 衣干したり 天の香具山  巻1−28

コウゾ

クワ科コウゾ属

各地の山地に自生し、高さ2〜5bになる。

また、和紙製造のための品種が各地で栽培されている。

4〜5月、葉と同時に開花する。

雌雄同株。雄花序は本年枝の基部に腋生し、多数の雄花が集る。

雄花の萼片、雄しべはともに4個。

雌花序は球形で上部の葉腋につき、長い糸状の花柱がまわりにのびている。

雌花は2〜4個の切れこみのある筒状の萼、子房1個、糸状の花柱1個からできている。

樹皮の繊維から和紙をつくる。

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京都府宇治田原町の山中での写真、

はじめて見たときは毛虫が付いていると思って飛び退いたものだ。

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