つちはり

我がやどに 生ふるつちはり 心ゆも 思はぬ人の 衣に摺らゆな  巻7−1338

メハジキ

シソ科メハジキ属

道端に生える50〜150aの2年草。

子供がこの茎をまぶたに張って目を開かせて遊んだことから目弾きと呼ぶ。

花は長さ1〜1.3aで、茎の上部の葉のわきにつく。

乾燥して産前産後に用いたことから益母草(ヤクモソウ)とも呼ばれる。

花期 7〜9月。

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以上のような説明を花図鑑はしているが、私の世代ではこのような遊びの記憶はない。

もちろん地方によって異なるだろうが。

どちらかというと、草刈りに面倒な雑草の類である。

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『万葉集』に詠まれた「つちはり」は上記の一首のみ。

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