うまら

道の辺の 茨の末に 延ほ豆の からまる君を はかれか行かむ  巻20−4352

ノイバラ

バラ科バラ属

落葉低木。山野に生え、高さ2bぐらいになる。枝に鋭い刺が多い。5〜6月、枝先の円錐花序に芳香のある白い花が多数咲く。

花は直径約2aで、花弁は5個ある。雄しべは多数。花柱は無毛で壺状の花床からつきだし、合着する。

・・・・・・

ノイバラとは野生の薔薇(バラ)のこと、繁殖力が強く、山野でよく見かけます。鋭い刺があり、ちょっと嫌われ者かな。

だけど、このようなバラの原種が改良されて今のバラがあるのでしょう。

百万本の赤いバラをいただいたらとても嬉しいですが、このノイバラではねぇ。

学生のころ、「バラが咲いた」というフォークソングが流行りました。小さな下宿屋の二階で、みんなでギターを弾きながら歌ったことを思い出します。

あの頃は夢があったなぁ・・・。

・・・・・

『万葉集』に歌われた「うまら」は上記の一首のみ。

←前(うはぎ)へ  次(うめ)へ→

万葉の花一覧に戻る

万葉の花

万葉集を携えて

inserted by FC2 system