しだくさ

我がやどは 軒のしだ草 生ひたれど 恋忘れ草 見れどいまだ生ひず  巻11−2475

ノキシノブ

ウラボシ科のシダ。

樹幹や岩石に着生。

根茎は横走し、葉は長さ約20a、革質線形、鋸歯がない。

胞子嚢群は褐色の円形をなし、中脈と辺との中間に並んでつく。

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写真は、奈良市の春日大社奥の手向山八幡宮近くの老松に生えるノキシノブです。

「しだくさ」は、お正月の飾りに使うウラジロという説もあります。

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『万葉集』に詠われた「しだくさ」は上記の一首のみ。

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