ささ

笹の葉は み山もさやに さやけども 我れは妹思ふ 別れ来ぬれば  巻2−133

クマザサ

イネ科ササ属

冬になると葉のふちが白く枯れて隈どられることからクマザサの名がある。

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笹舟の作り方

まず注意!笹の葉は手を切りやすい。

@笹の葉の両端を2〜3a表方向に折り込む。

A折り込んだ端の中心から葉脈にそって切り込みを1.5〜2a入れる。

B切り込みで二分した端を一方の端の折り目の中に通す。舟形に笹が反る。

Cもう一方の端も同じように切り目の中を通す。

D中を通した交差角度で舟首と舟尾の差を出す。

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『万葉集』に詠まれた「ささ」は五首

笹の葉は み山もさやに さやけども 我れは妹思ふ 別れ来ぬれば  巻2−133

はなはだも 夜更けてな行き 道の辺の ゆ笹の上に 霜の降る夜を  巻10−2336

笹の葉に はだれ降り覆ひ 消なばかも 忘れむと言へば まして思ほゆ  巻10−2337

馬来田の 嶺ろの笹葉の 露霜の 濡れて我来なば 汝は恋ふばぞも  巻14−3382

笹が葉の さやぐ霜夜に 七重着る 衣に増せる 子ろが肌はも  巻20−4431

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