ところづら

すめろきの 神の宮人 ところづら いやとこしくに 我れかへり見む  巻7−1133

オニドコロ

ヤマノイモ科ヤマノイモ属

山野に多く生えるつる性の多年草。

葉のわきから長い花序をだし、淡黄緑色で6花被片の花を多数平開する。花期 7〜8月。

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拙庭にもどこからかやって来て、フェンスや庭木に巻きついてくる。

除けど除けどまた生えるというやっかいな雑草だ。

万葉に詠われているといっても容赦はしない。

姿を見れば根から引き抜くのだが。

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『万葉集』に詠まれた「ところづら」は二首
すめろきの 神の宮人 ところづら いやとこしくに 我れかへり見む  巻7−1133

・・・ 小大刀取り佩き ところづら 尋め行きければ 親族どち ・・・  巻9−1809

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