千川亭に遊びて

をりをりに伊吹を見ては冬籠り

滋賀県彦根市高宮町 高宮神社境内笠砂苑

建立は嘉永三年(1850)と碑陰にある。

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高宮神社近く中山道沿いに

「芭蕉の紙子塚」碑がある。(句はない)

たのむぞよ寝酒なき夜の古紙子

貞享元年(1684)の冬、縁あってここ高宮の小林家に一泊した芭蕉は、自分が横になっている姿を描いてこの句を詠んだ。

紙子とは、紙で作った衣服のことで、保温のために着るもの。厚い白紙に柿渋をぬり、干したあとに夜露にさらし、

もんで柔らかくして作る。

小林家では、新しい紙子着を芭蕉に贈り、その後、庭に塚を造り、古い紙子を納めて「紙子塚」と名付けた。

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近江の芭蕉 句碑を訪ねる 彦根 高宮神社 紙子塚

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万葉集を携えて

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