昼顔に昼寝せうもの床の山

昼寝塚

碑陰に、句が刻まれる

傍らに、祇川の白髪塚があり、碑陰に

恥ながら残すしらかや秋の風

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滋賀県彦根市原町 原八幡神社

 

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大津から岐阜への途中、中山道床の山辺りから彦根の李由に文通した句

立ち寄って昼寝でもしたいのにと、会わずに過ぎる心残りを床の山に託して言い送った。

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と、『新潮古典集成』などの学者風な解釈もあれば、ここ八幡神社の境内案内板には、

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中山道を往来する旅人が夏の暑い日に、この涼しい境内で昼寝などしている。

つかの間の休息をしている「床」と、近くに望む「鳥籠山とこのやま」をかけて詠まれたものと思われる。

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のどかな街道風景だ。

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近江の芭蕉 句碑を訪ねる 彦根 原八幡神社

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万葉集を携えて

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