昼顔に昼寝せうもの床の山
昼寝塚
碑陰に、句が刻まれる
傍らに、祇川の白髪塚があり、碑陰に
恥ながら残すしらかや秋の風
・・・
滋賀県彦根市原町 原八幡神社
・・・
大津から岐阜への途中、中山道床の山辺りから彦根の李由に文通した句
立ち寄って昼寝でもしたいのにと、会わずに過ぎる心残りを床の山に託して言い送った。
・・・
と、『新潮古典集成』などの学者風な解釈もあれば、ここ八幡神社の境内案内板には、
・・・
中山道を往来する旅人が夏の暑い日に、この涼しい境内で昼寝などしている。
つかの間の休息をしている「床」と、近くに望む「鳥籠山とこのやま」をかけて詠まれたものと思われる。
・・・
のどかな街道風景だ。
・・・・・・・
近江の芭蕉 句碑を訪ねる 彦根 原八幡神社