たふとがる涙や染めて散る紅葉

この句は、

元禄辛未十月、明照寺李由子宿

当寺この平田に地を移されてより已に百歳に及ぶとかや。御堂奉加の辞に曰く、

「竹樹密に、土石老いたり」と。誠に木立もの古りて殊勝に覚え侍りければ

とあって、彦根市平田町の明照寺で詠まれた二句のひとつ。

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句碑は、長浜市高月町高月の大圓寺の境内

 

境内には、幹周囲5.6mもある杉の古木があるが、老いてひとりでは立っていられないのか、

強い鉄の杖をついている。

そういえば、この境内の句碑もなぜか斜めに杉と同じ方向に傾いている。老いたのだろうか。

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近江の芭蕉 句碑を訪ねる 長浜市 高月 大圓寺

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万葉集を携えて

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