田一枚植ゑて立ち去る柳かな

この句には、長い前書があり、

清水流るるの柳は芦野の里ありて、田の畔に残る。この所の郡守、戸部某の、「この柳見せばやな」と折々に宣ひ聞え給ふを、

いづくのほどにやと思ひしを、今日この柳の陰にこそ立ち寄り侍りつれ

とある。

・・・

謡曲「遊行柳」に、西行が「道のべの清水流るる柳蔭しばしとてこそ立ちどまりつれ」と詠んだとある芦野の里の遊行の柳。(那須郡芦野のこと)

・・・

句碑は、長浜市三田

国道365線沿い、フレンドマート前に。

・・・・・・・

近江の芭蕉 句碑を訪ねる 長浜市 三田

一覧表に戻る

万葉集を携えて

inserted by FC2 system