永源寺
滋賀県東近江市永源寺高野町 |
永源寺は、臨済宗永源寺派の本山で、康安元年(1361)に近江国守護佐々木氏頼が、
臨済宗の僧、寂室元光を招いて開山した。
参道、120の石段を上る。羅漢坂と称し、
左側の石山に十六羅漢の石仏がおられるが、他の石に溶け込んでしまって見つけにくい。
石段を上りつめると総門、受付みたいなところ。
会社のように、きれいな受付嬢がいるわけでもなく、自販機で入山券を買う。切符確認におっちゃんがいる。
これが山門、見事な門だ。
山門をぬけると、左手に鐘楼、そして本堂があらわれる。
これが本堂。
これも本堂。
本堂にかかる「瑞石山」の額。開山寂光禅師の真蹟らしい。
「石」が石ではなく、点が附いていてわけあり。
本尊は、世継観音菩薩(秘仏)
あいがたき 法におうみの 永源寺 願うは のちの 世つぎ観音
鐘楼
禅堂
法堂 堂前に芭蕉の句碑がある。 芭蕉句碑
経堂
経堂の三像 この人たちはだあれ?
回廊の左右に
宝篋印塔
ここから「不許入門」
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門前のみやげもの屋さんには、永源寺こんにゃく。
永源寺こんにゃくは赤い。最初はびっくりする。三二酸化鉄という食品添加物が赤色になるらしいが、
味はふつうのこんにゃくとまったく同じ。近江八幡市でも赤こんにゃくはうられているが、
安土城にいた派手好みの織田信長が、「赤いこんにゃくを作れ」と云ったそうな。
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カロリーゼロのこんにゃくで、鉄分が補給できるというダイエット食品のすぐれもの。
みやげもの屋さんには、柚味噌と山椒味噌も売っている。
うちに帰って、ふつうのこんにゃくには山椒味噌、赤いこんにゃくには柚味噌をつけて食べた。
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永源寺はやっぱり紅葉の頃が一番。
人は多いけどな。
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