滋賀県大津市比叡山 ・・・・・ 箕淵弁財天社 親鸞聖人修行地 ・・・・・ 常行堂と法華堂 桁行四間、梁間一間、唐破風造の廊下でつながれ、二つの同形式の堂と廊下の姿から「にない堂」と呼ばれる。 常行堂は、阿弥陀如来を本尊とする常行三昧を修する堂 法華堂は、普賢菩薩を本尊とする法華三昧を修する堂 共に文禄四年(1595)に建てられたもの ・・・・・ 恵亮堂 恵亮和尚(800〜859)を本尊として祀る。 この和尚を大楽大師と称し、当時お山の中では修力霊験に最も優れた和尚であり、京都の妙法院を創建した人である。 ・・・・・ 中西悟堂(1895〜1984)の歌碑 樹之雫しきりに落つる暁闇の比叡をこめて啼くほととぎす ・・・・・ 転法輪堂(釈迦堂) 延暦寺に現存する最古の堂、本尊は釈迦如来。 元は大津の園城寺(三井寺)の金堂であったものを、豊臣秀吉の命により、 文禄四年(1596)に山上に移転したもので、造営年代は園城寺の記録から、南北朝の貞和三年(1347)と認められる。 ・・・・・ 草野天平(1910〜1952)の詩碑(天平のペン字の刻) 兄は詩人草野心平 辧慶飛び六法 一つの傷も胸の騒ぎもなく 真に為し そうして終った 独り凝つと動かず 晴れ渡る安宅の空に 知らず知らず涙が滲じむ 泌み徹る人生の味 成就の味 ・・・・・・・ |