善水寺
湖南市甲西町岩根
 

野洲川を渡り、岩根に入る。西に向かって走るとまもなく左手に岩根山が見え、この中腹に善水寺がある。いくつかの登り道があるらしいが、どうやら脇の林道から登ったようだ。細い道を進むと、国造神社があり、さらに進むと「不動寺・磨崖不動明王尊」の案内板が見える。この不動寺は別途磨崖仏シリーズに記す。林道から本道に出、善水寺に着く。
善水寺、本堂は貞治3年(1364年)再建されたもので、入母屋造りの檜皮葺きでどっしりとしている。国宝だ。
寺伝によれば、元明天皇和銅年間(708〜715年)に草創され、和銅寺と称した。最澄(伝教大師)によって中興され、比叡山別院として栄えた。桓武天皇がこの寺の前に涌き出る清水で病が平癒したため、善水寺の寺号を与えたという。
当寺は、平成13年秋秘仏・本尊薬師如来坐像のご開帳があった。見逃している。次回は88才なのか。

本尊薬師如来像(平安時代中期)金銅誕生釈迦仏立像(奈良時代)
 
帝釈天立像(平安時代中期)梵天立像(平安時代中期)兜跋毘沙門天立像(平安時代中期)不動明王坐像(平安時代中期)
四天王立像・増長天(平安時代中期)四天王立像・持国天(平安時代中期)四天王立像・広目天(平安時代中期)四天王立像・多聞天(平安時代中期)
 
僧形文殊菩薩坐像(平安時代中期)持国天立像(鎌倉時代)増長天立像(鎌倉時代)
 
金剛二力士像(平安時代中期)
 
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