坂本では町のいたる所に石垣を見ることができる。

ほとんど手を加えない自然石の石面を巧みに利用したこの石積みは「穴太積み」と云われている。

一般に穴太衆と呼ばれる坂本穴太を本拠地とした石工集団の技術によって築かれた石組みで、

坂本の美しい町並みをつくりだす重要な景観要素となっている。

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滋賀院門跡

門院の周辺

盛安寺　坂本１丁目

日吉大社　宇佐宮本殿裏

石積みの郷公園

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自然石をなんの加工もせずそのまま積む「野面積み」といわれる穴太積みは、一見粗野に見えるが堅牢さは比類ないもので、

その秘密は、積み石の比重のかけ方にあって、表面から三分の一奥のところに重力がかかるように設計されており、

さらに土の水ぶくれによる崩壊を防ぐため、石垣の奥に粟石層、その奥に小石を詰めていくなどして排水をよくする工夫が施されている。

このように、目に見えない部分に穴太積みならではの技が潜んでおり、それが何百年の風雪に耐えうる堅牢さを生み出している。

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晴輪雨読　サイクルロード