崇福寺跡に向かう山道の入口に、百穴古墳群はある。

名称が示す通り、古墳時代後期の、多くの古墳が確認でき、そのすべてがドーム状の横穴式石室をもつ円墳である。

多くの副葬品の中に、特殊な炊事道具のミニチュア土器が出土し、

ドーム状で、この特殊な副葬品が見られる古墳は、この大津市の坂本から錦織にかけての地域だけに見られ、

朝鮮半島系の古墳様式を示すものと考えられている。

この一基には、花崗岩製のくり抜き式石棺が安置されている。

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