長等公園に

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『懐風藻』

宴に侍す

皇明(くわうめい)　日月と光(て)り　帝�ｺ　天地に載(み)つ　三才　並びに泰昌(たいしやう)　萬國　臣義を表(あらは)す

皇明光日月　帝�ｺ載天地　三才並泰昌　萬國表臣義

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『懐風藻』は、大友皇子について次のように記す。

年甫(はじ)めて弱冠(じやくくわん)、太政大臣を拝す。百揆(ひやくき)を総べて以(もつ)てこれを試む。皇子博学多通、文武の材幹有り。始めて萬機に親しむ。群下畏れて粛然(しゆくぜん)たらざる莫(な)し。

年二十三にして立ちて皇太子と為る。広く学士沙宅紹明(さたくそうめい)、塔本春初(たふほしゆんしよ)、吉太尚(きつたいしゆう)、許率母(きよそつも)、木素貴子(もくそきし)等を延(ひ)きて、以て賓客(ひんかく)と為す。

太子天性明悟(めいご)、雅(もと)より博古(はくこ)を愛す。筆を下せば章と成り、言を出せば論と為る。時に議する者其の洪学(こうがく)を歎ず。未だ幾ばくならずして文藻(ぶんさう)日に新たなり。

壬申の年の乱に会ひて天命を遂げず。時に年二十五。

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